年々アウトドアやキャンプの人気が高まっていますね。
家族(ファミリー)はもちろん一人(ソロ)でもやってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
ただ、一からキャンプやバーベキューのアイテムを揃えるとなるとそれなりの量の道具が必要になってきますし、保管場所やお金がネックになってくると思います。
そこでミニマリスト・シンプリスト的におすすめしたいのが、『日常生活にアウトドアグッズを取り入れていく』という方法。
今回は日常生活に役立つカテゴリーごとのおすすめアイテムを20コ厳選して紹介していきます!

もちろん、ミニマリストを目指す方にもおすすめです!
日常生活にアウトドア用品を取り入れていく3つのメリット!
『アウトドア系のグッズを日常生活に取り入れいく』という事例でわかりやすいのは「アウトドブランドのアウタージャケットをタウンユースとして着る」というもの。
単にファッションスタイルの一つですが、ちゃんとしたアウトドアブランドのアウターなら実際のアウトドアに使うことが可能ですよね。
このやり方のメリットを整理すると以下の3点になります。
- 機能性、耐久性がありミニマルでシンプルな生活に役立つ!
- 本来のアウトドア用品として活用できる!
- 保管場所に困らない!
それぞれのメリットを踏まえた上で、おすすめのアイテムを紹介していきます。
メリット①:機能性、耐久性がありミニマルでシンプルな生活に役立つ!
アウトドア用品は厳しい自然環境での使用を想定しているため耐久性や機能性を重視して作られています。さらに軽量・コンパクトな設計のものも多いのでミニマリストのシンプルなライフスタイルにはとっても相性が良いというのを実感しています。
メリット②:本来のアウトドア用品として活用できる!
アウトドア用品なので当たり前といえば当たり前ですが、普段使っているものや身に付けているウェアでそのままアウトドアを楽しむことができます。
これは『災害対策』にもなるという副次効果があります。
ミニマリストの生活って、平常時は何も困ることはなくても災害や外出自粛などの非常時に大変な目にあってしまうというケースもありますよね。
アウトドアを楽しみ普段の生活でも活かしていると非常時にも安全・安心に生活できるようになるというのは結構大きな効果だと思います。
メリット③:保管場所に困らない!
普段使いしていれば『保管』する必要はなくなってきます。
以上、まさに一石三鳥!なのです。
これをルームウェアや調理器具、防災用品など普段のライフスタイル全般に発展させていくと、少しずつアウトドア用品を揃えていくことができます。
以降ではさまざまなカテゴリーごとにアイテムを紹介していきます。
おすすめアウトドア用品:衣類(ウェア、リュック、バックパック類)

一番手っ取り早いのはウェアです。
最近はアウトドアブランドのアウターをタウンユースで着こなすファッションも人気!。そんな定番の『アウターウェア』から『インナーウェア』、『ルームウェア』まで紹介します。
アウターウェア:マウンテンジャケット / ダウンジャケット / レインウェア
タウンユースも兼ねるとなると、アウターは見た目も重要。その点で、機能とデザインのバランスが良い『ノース・フェイス』を中心に紹介します。
マウンテンジャケット
これはむしろファッションアイテムとしてメジャーアイテムですね。
男女ともに人気がありますし子供用にも重宝します。
マウンテンジャケットについては【マウンテンジャケット】1年中着られる万能ウェア! 選び方とおすすめブランド3選という記事で詳しく紹介しているので、こちらの記事も参考にしてみてください。
様々なブランドでいろんなバリエーションがありますので選ぶ際のポイントいくつか紹介します。
- 軽くて持ち運べる
300gくらいから600gくらいが重ね着したりするのに便利ですし、街中であればオールシーズン利用できます。まるめて袋に入れて持ち運べるとカバンにしのばせておけるようなものがgoodです。 - フード付きで防水透湿性の機能がある
小雨が降ってきたときやなんならゲリラ雷雨でも、さらっと羽織れば濡れることがないので重宝します。『防水性』+『蒸れないように透湿性』もあるものが着ていて快適です。
2.5層とか3層構造といったものを選ぶと良いでしょう。 - サイズは若干ゆとりがあるくらいがベスト
寒いときなど下に着込んで温度調節できるように少しゆとりがあると良いです。 - カラーは無難にブラックやネイビー系
超定番なので、少し違ったデザインや柄にしたくなりますが、ほんとに超融通が利くので、ここは冒険せず、無難なカラーにしておくことをオススメします。
◆ドットショットジャケット ザ・ノース・フェイス [THE NORTH FACE]
定番はノースフェイスのドットショットジャケットです。ノースフェイスだけでもたくさんのジャケットがありますが、一番ベーシックなのがこちら。
◆ワバシュⅡジャケット コロンビア[Columbia]
もう一つおすすめなのはコロンビアのワバシュジャケットです。ドットショットジャケットと同じ位置付けですが、コロンビアが少しマイナーなので他人とかぶることはあまりないです。
ドットショットはゆとりがあるサイズ感ですが、ワバシュジャケットはシルエットも着心地も結構タイトで個人的にはこちらの方が好み。
コロンビア製品全般に言えますが価格は安めというのもポイントです。
ダウンジャケット
これも冬のアウターの定番ですが、アウトドア用途で重宝するダウンはインナータイプのものです。
というのも、ダウン自体は水や風に強くはなく、丈夫と言うわけでもないので、アウトドアのアウター用としてはそれほど出番が多くはありません。
薄手のインナータイプのものは、マウンテンジャケットの下に着ることで温度調整ができますし、秋ならアウターとしても使えます。
ただ、登山など本格的なアウトドアでなければ『ユニクロのウルトラライトダウンでも良いかな』という感じです。
- 持ち運べる程度の軽さと薄さ
- フード付きではなく、インナータイプのもの
◆サンダーラウンドネックジャケット ザ・ノース・フェイス [THE NORTH FACE]
レインウェア
マウンテンジャケットでまかなえなくもないですが、山の天気は変わりやすく、突然どしゃぶりになったり、一日中降り続いてるなんてこともあります。
そんなときのためにレインウェアがあった方が良いです。
- 上下セットであること
- パンツの裾に開閉機能が付いているもの
- 持ち運びできる
- 耐水圧約20,000mm以上
ウィンタースポーツのウェアでもギリギリ使えるレベルです。
ちなみに、Gore-Texは40,000mm以上
◆ハイベントレインテックス ザ・ノース・フェイス [THE NORTH FACE]
ルームウェア:機能性インナー / フリース / ダウンパンツ
ここからは、タウンユースとアウトドアの外着を共通化してしまおう、と言う発想を派生させていきます。
まずは、下着や部屋着です。機能重視になるので、コスパが高い国内メーカのモンベルを中心に揃えていくのがよいでしょう。
機能性インナー
ユニクロだと夏はエアリズム、冬はヒートテックのようなものですね。
夏物はあまり性能差を感じられませんので、ユニクロで良いと思いますが、冬物は保温性や速乾性、耐久性などの点で、アウトドア用をオススメします。
また、疲れにくいという機能性インナーなんかもあります。
インナーの効果やメリットについての詳細は【ミニマリストのインナーウェア】機能性を高めて衣類を減らそう!という記事にまとめていますので、ご興味があれば参考にしてみてください。
- メリノウール素材
よく挙げられるメリットとしては「着心地の良さ」「高い保温機能」「防臭効果」です。また、素材は「天然素材」なので、肌の弱い人や子どもにも安心して着させられます。
◆スーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツ&タイツ モンベル [mont-bell]
フリース
これはアウトドアブランドの定番というものがあります。PatagoniaのR2ジャケットです。
ユニクロのものと比べて圧倒的に価格差があります。
確かに丈夫で暖かく、動きやすさなど機能性やディテールにこだわって作られていますが、『機能面で価格差ほどの違いがあるか?』というと正直わかりません。
ただ、かっこいい!というのが明確な差です。
家の外でも中でもガンガン着まわしていけます。
◆R2ジャケット パタゴニア [patagonia]
ダウンパンツ
想像するだけでご理解いただけると思いますが、部屋着として着るとほんと暖かいです。光熱費の節約にもつながります。
街中で着ることはないと思いますが、山の朝晩はぐっと冷えるのであると良いです。
◆スペリオダウンパンツ モンベル [mont-bell]
バックパック
ウェアやその他のグッズをまとめておけば防災セットになります。
アウターと同じく、これもデザインも重要ですね。
- 両手が使えるリュックタイプ
- 20〜30L程度の容量
◆アロー 22 アークテリクス [ARC’TERY]
シューズ
これだけは併用できそうにありませんでした。。が、せっかくなのでトレランシューズを紹介します。
スニーカやビジネスシューズ、パンプスしか持っていないのであれば非常時にも役立つので一足は持っておきたいです。
災害時にはさっと履けるように下駄箱や車に保管しておくと良いでしょう。
◆XA PRO 3D GTX サロモン [salomon]
おすすめアウトドア用品:食関係(調理器具、食料)

アウトドアの醍醐味の一つとして、自然の中での『食事』がありますね。
一からつくるというのも楽しさの一つかもしれませんが、準備や片付けが大変です。
シンプルなライフスタイルとして提案したいのは災害時の保存食や水のストックを使うことです。
実際にアウトドアで食べる経験をしていると災害時のいざというとき役立ちます。
調理器具:クッカー / バーナー・ストーブ
クッカー
クッカーとは、屋外で使える携帯用の小型の調理器具のことです。
- 嵩張らずにまとめる(スタッキング)できる。
- 軽くて丈夫な素材
アルミかチタン、ステンレスがメインです。
◆チタントレック-900 スノーピーク [Snow Peak]
バーナー・ストーブ
電気やガス、水道というインフラがなくても調理ができるようになるには、火を扱えなくてはいけません。
防災用というだけならカセットコンロでも良いですが、アウトドア用で統一してしまえば、趣味と実益を兼ねることができますよね。
◆マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek (フュージョントレック)SOD-330 SOTO
食料
簡単に調達できて、味もおいしくておすすめなのが無印良品です。
◆素材を生かしたカレー バターチキン 180g(1人前) 無印良品
おすすめアウトドア用品:住関係(寝具、家具、収納)

ふだん使うことはあまりないので災害対策の観点で省スペース高機能のものを紹介します。
テント
スポーツ用品店にあるアウトドアコーナーに展示されているようなファミリー向けのテントは非常に大きくて重量もありますので、災害時のことを考えるとオススメできません。
軽い登山用程度のものが軽くて丈夫なので良いですね。
◆エリクサー3 MSR
イス
ヘリノックスのようなイスは持ち運びできて、インテリアにもなります。
部屋の中でも自由に出したり仕舞ったり、移動したりできるのでおススメです。
◆コンフォートチェア ヘリノックス [Helinox]
ランタン
ガソリン式やガス式のものは、暖色系の自然な発光によりアウトドアの雰囲気が高まります。
最近は高機能で扱いやすいLEDタイプがランタン市場でもメインストリームとなってきていますし、まず最初は災害時にも使いやすいLEDタイプを持っておきましょう。
◆クアッドマルチパネルランタン コールマン [Coleman]
収納ボックス:クーラーボックス / 収納ボックス
アウトドアで食べ物や飲み物、道具を保管したり持ち運ぶためのボックスは、
災害時などいざというときのために、インドアでもそのまま収納、保管用として使います。
クーラーボックス
性能の高いクーラーボックスであれば、2、3日程度なら食材を保冷できたりします。
キャンプやバーベキューで冷たいドリンクや食材を扱えるのでぜひ持っておきたいアイテムです。
また、普段は車を所有している方なら車のトランクに積んでおくと重宝しますし、置き場に困らないのでおすすめですね。
◆クーラーボックス タンドラ35 イエティ [YETI]
収納ボックス
アウトドアに出かける際に一式持ち運びできるように、キャンプ道具をまとめて保管しておきます。
このようにしておくと、災害時などいざというときにも必要なものがどこにあるか、というのが明確で安心です。
◆ポリプロピレン頑丈収納ボックス 無印良品
おすすめアウトドア用品:その他
他にもアウトドア用のアイテムを普段使いしているものがいくつかあったので、紹介しておきたいと思います。
傘
アウトドア用の傘はとにかく軽くて耐久性があります。
コンパクトにもなりますので、常にカバンに入れて持ち歩くのがスマートですね。
◆トラベルアンブレラ モンベル [mont-bell]
ライト
防災用の懐中電灯を保管しておくくらいなら、自転車やアウトドアにも使えるライトを普段使いしましょう。
◆SG455B GENTOS
手袋
私はスノーボードも趣味なので、ボード用のブランドのものを使っていますが、
登山やサイクリングなど、別の趣味がある方、やってみたい方は普段使いに併用してみることができるかもしれません。
◆GORE-TEX Under Mitten + Gore Warm technology バートン [Burton]
コーヒー
キャンプ場でもなるべく手間暇をかけないスタイルですが、コーヒーに限ってはあえて豆を挽いてを飲みたくなります。
また、時間のある休日、たまには豆を挽いてコーヒーを飲むというのも良いものです。
持ち運びできるコンパクトなものなら家でも外でも使えて便利です。
◆コーヒーミル・Ⅱミニ ポーレックス [Helinox]
さいごに
日常生活にも使えるアウトドア用品をざっと20アイテム紹介しました。
今回紹介したアウトドア用品の中には防災用品として使えるものもあります。考え方や揃え方は【ミニマリストの防災】必要な備蓄と揃え方! 本質を押さえればモノはあまり増やさなくて大丈夫という記事でも紹介しています。
アウトドア用品を揃えるのに役立つと思いますのであわせて読んでみてもらえればと思います。