【夏こそインナーで快適に】暑さ対策のポイントとおすすめウェア3選

夏の暑い時期は「なるべく薄着で過ごしたい」とは思うものの、汗ばむ季節ほど「インナー」は大切!

というのも、近年の日本における夏の気候は体温より暑くなることもめずらしくありません。

たとえ「なにも着ていなくても」暑くなるばかりか、汗による不快感紫外線によるダメージも強烈。。

温暖化も進行していて、人間本来の体温調節機能だけでは太刀打ちできない状況になりつつあります。

そんな暑い季節のインナーの役割は「5つ」もあります。

  1. 汗を吸収・発散して体温を調整する
  2. 肌触りを良くし、不快感を取り除く
  3. ひんやりとした接触冷感
  4. 消臭効果
  5. 汗染みや皮脂汚れからの予防

どれも暑い夏には欠かせない役割ではあるものの、「素材」や「製法」などによって強みや特徴、価格が変わってくるので、どんなインナーを選ぶと良いのか悩みどころ。

そこで今回は、夏のインナーの役割その原理をおさえた上で、選び方おすすめのインナーを紹介したいと思います。

目次

暑い夏こそインナーが大事な理由と5つの役割

暑い季節はできるだけ薄着をしたくなるものですが、「インナーを着た方が涼しく快適に過ごせる」というのは通説になっているかと思います。

そんなインナーの役割は冒頭で紹介した通り、以下の5つ。

  1. 汗を吸収・発散して体温を調整する
  2. 肌触りを良くし、不快感を取り除く
  3. ひんやりとした接触冷感
  4. 消臭効果
  5. 汗染みや皮脂汚れからの予防

ただし、使用される繊維の「素材」の特徴やメッシュなどの「製造法」、それらの組み合わせによって実現されるものであり、インナーによって一長一短。

まずは、それぞれの効果がどんな「素材」や「加工」によって実現されるかという原理を簡単に押さえておきましょう。

汗を吸収・発散して体温を調整する

人間の体温の調整機能の一つが「汗をかくこと(発汗)」です。

汗の水分が皮膚の上で蒸発するときにが奪われる作用(気化熱)が働きます。

「インナー」はこの作用をより効果的にしてくれる役割があります。

夏は汗を吸収・発散することが第一優先となるので「吸水性」「速乾性」に富んだ夏用のインナーを選びます。

吸水性が高く速乾性の良い「吸水速乾素材」は、「レーヨン」や「ポリエステル」などの合成繊維

メッシュ加工や目地の粗いインナーは「速乾性」に優れるものの、汗の「吸収性」は低下することも押さえておきましょう。

肌触りを良くし、不快感を取り除く

肌に直接触れる「インナーウェア」は、素材そのものの特徴やメッシュ加工によって肌触りに違いがでます。

さらに、暑い季節のインナーにとって重要になるのは「汗をかいた時」の状態

吸水性が高い天然素材の綿は、それ自体は肌にも優しいですが速乾性がありません。

汗をかいた時、繊維自体が水分を吸いこんだままとなり、肌にぴったりと密着して「不快感」や「汗冷え」、「肌荒れ」の原因にもなります。

そこで、どうしても化学繊維が苦手という方や綿の肌触りが好きな人であれば、綿混(綿と他の繊維と合わせた素材)を選ぶというのが選択肢になってきます。

また、メッシュ加工は表面が荒くなるため肌触りが損なわれるものの、衣服の張り付き感は防ぐことができるというのもポイントです。

ひんやりとした接触冷感

最近の夏物の衣類や寝具には「冷感」をコンセプトにしたインナーをよく見かけますね。

肌に触れたときに「ひんやり」と感じることから暑い夏に人気の商品です。

この接触冷感は、基本的には化学繊維であるレーヨンやキュプラが優れた性質を持っています。

冷たく感じる原理は、繊維中に水分を多く含み、熱伝導率・熱拡散率が高いことなどがあげられます。

接触冷感は触れた「瞬間」の冷たさを示すもので、冷たさが長く続くことを保証するものではありません。

冷感素材と代表的な冷感インナーは以下のとおり。

繊維素材(メーカ)メイン素材冷感インナーウェア
クレメルマスター®(クラボウとグンゼ)ボリエステル
レーヨン
・クールマジック(グンゼ)
・ICE DEO(BVD)
ベンベルグ®(旭化成)キュプラ・エアリズム(UNIQLO)
※レディースのみ。
 メンズは東レのポリエステル素材
テンセル™ モダール・マイクロエアー(レンチング)レーヨン・DRY&COOL(グンゼ)
エアロタッシェ®︎(東レ)ポリエステル・クレール

肌に触れた際のひんやり度合いを示す指標「冷感性能」は、Q-maxとよばれる値(単位は[W/cm2])があります。

接触冷感素材が使われている製品表示によく使われるQ-maxですが、日本化学繊維協会によると0.2W/cm2以上が冷たく感じる目安とのこと。

エアリズムなどの冷感インナーは0.2あたりになるようです。

以下のように覚えておくと、寝具なんかを選ぶ時にも参考になるかと思います。

  • 0.2〜0.3…優しいひんやり感
  • 0.4…標準的なひんやり感
  • 0.5以上…強いひんやり感

汗染みや皮脂汚れからの予防

汗は純粋な水分というわけではなく、汗ジミや黄ばみを引き起こすばかりか、衣類の強度を下げ、ダメージを与えてしまう存在でもあります。

防菌機能がついているインナーであれば、汗や皮脂による雑菌の繁殖も抑えられて、より衛生的。

たくさん汗をかく夏は、シャツやカットソーなどお気に入りの衣類の劣化を防ぐという意味でも「インナー」を着ることは大事ですね。

消臭効果

加齢臭やアンモニア臭を軽減し、爽やかな印象作りに役立ちます。

また、防菌機能とあわせて消臭機能もついているインナーであれば、生乾きや汗、皮脂の匂いについての心配も和らぎます。

選び方のポイントとおすすめのインナー3選

インナーの役割をいろいろと紹介しましたが、どうやって選ぶかというのもポイント。

基本は「吸水性」と「速乾性」に富んだ夏用のインナーを選ぶこと。

ご自身の肌に合うものというのが大前提とした上で、夏は汗を吸収・発散することが第一優先と考えましょう。

あとは、以下の観点で絞りこんでいきましょう。

  1. 着用シーンで選ぶ
  2. 利用シーズンで選ぶ
  3. デザインで選ぶ

着用シーンで選ぶ…エアリズム(ユニクロ)

真夏もYシャツや作業着を着て外出するというビジネスシーンがメインなら、やはり「ポリエステル」などの化学繊維を使ったインナーが便利ではあります。

ユニクロの「エアリズム」やグンゼの「クールマジック」に代表される冷感インナーは、先に紹介したインナーの役割をほぼ揃っているし、コスパも良いですね。

「エアリズム」はあえて記載することもありませんが、「クールマジック」も冷感インナーの代表格。

下着・インナーで有名なグンゼと紡績メーカーのクラボウとの共同開発による「クレメルマスター」という繊維素材により、吸汗速乾性を実現しています。

特筆する「エアリズム」との違いとしては脇に「汗取り」がついていること。

同じく汗とりがついている冷感インナーに東レのエアロタッシェを使った「クレール」があります。

利用シーズンで選ぶ…ジオライン(モンベル)

洗濯の頻度も高く、汗や皮脂からトップスを守るという意味でも、インナーは「消耗品」という位置付けになりがち。

一方で、環境問題は今後ますます重要となっていく観点です。

というのも、化学繊維などのマイクロプラスチックは洗濯のたびに放出されてしまいます。

筆者も以前は毎シーズン夏になるとエアリズムを新調していましたが、新品の服ほど多くのマイクロファイバーを放出するといわれているので、ヘタってきたら即買い換えというスタイルは改めるようになりました。

オーガニックコットンなどの天然素材で過ごせる地域やライフスタイルであれば、それに越したことはないと思います。

ユニクロもエアリズムにコットンを配合したものをライナップするようにしていますね。

もう一つは「なるべく長いシーズン使用する」というのもコスパを維持しながらエコにもなるアイデアです。

モンベルなどのアウトドアブランドのものは機能性に加えて耐久性もあるので、1着を長く使うことができます。

モンベルの「ジオライン」は真夏でも熱がこもらない「クールーメッシュ」素材。「ライトウェイト」タイプなら春、夏、秋とどんなシーズンでも使いやすくておすすめです。

デザインで選ぶ…ドライクルーシリーズ(ノースフェイス)

モンベルと同じく、アウトドアブランドのノースフェイスが出している「ドライクルーシリーズ」も、夏用のインナーとしておすすめ。

繊維内に水分が含まれていない「ポリプロピレン」と吸汗拡散性を持たせた「ポリエステル」を組み合わせた素材で、生地が非常に薄くインナーとして着心地が気持ちいいです。

ポイントは、インナーとしての「下着感」がない点です。

「エアリズム」や「ジオライン」は肌がスケスケになってしまいますが、自宅で過ごす分にはこれ1枚で部屋着にしていても良いですね。

まとめ

今回は暑い季節を快適に過ごせるインナーの役割について紹介しました。

  1. 汗を吸収・発散して体温を調整する
  2. 肌触りを良くし、不快感を取り除く
  3. ひんやりとした接触冷感
  4. 消臭効果
  5. 汗染みや皮脂汚れからの予防

真夏のシチュエーションを考えると「合成繊維」の冷感インナーが重宝します。

一方で、環境への配慮も考えると「天然素材」を取り入れることや、なるべく長く使用できる工夫が大事になってくるでしょう。

特に、一つのウェアを長く使うことができれば、衣類も増えずコスパ的にもメリットがあります。

冷感インナー市場はたくさんのメーカや商品がありますが、「環境面」の視点を加えれば、選択肢をしぼりやすいのではないかと思います。

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