【ドットショットジャケットのレビュー】4シーズン毎の使い方とポイント

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アウトドアウェアとして超定番のザ・ノースフェイスの「ドットショットジャケット」

アウトドア用途にはもちろんのこと、タウンユースも考えれば活用シーンはさらに広がります。

ほぼオールシーズン活躍でき、利用頻度が高いアウターウェアといえば「ドットショットジャケット」ではないでしょうか。

この記事ではそんな「ドットショットジャケット」について、

  • ドットショットの「サイズ感」や「機能性」に合わせた季節毎の着こなし方
  • 透湿防水性のあるコーティング素材の宿命である「劣化(加水分解)」を予防するお手入れ・保管方法

を紹介しています。

また、同じくノースフェイスの定番のマウンテンジャケットといえば「スクープジャケット」。こちらもよく目にしますよね。

そもそも「ノースフェイス」の「マウンテンジャケット」だけでもたくさんあって違いがわからない。。

ということで、「スクープジャケット」との比較を交えつつ、「ドットショットジャケット」についてレビューしたいと思います。

「ドットショットジャケット」にはレディースやキッズ用もあります。本記事の寸法や重量などの具体的な数値はメンズ用を参考にしていますが、特徴や用途は同じですので、どなたにも参考になると思います。

目次

ドットショットジャケットとは?(スクープジャケットとの比較)

【ドットショットジャケットのレビュー】4シーズン毎の使い方とポイント

「ドットショットジャケット」といえば、ザ・ノースフェイスの定番アウターウェア。

ウェアの部類としては「マウンテンジャケット(ハードシェル)」に該当します。

定番である理由は、マウンテンジャケットが、

  • アウトドアシーンで活躍できる機能性
  • タウンユースでも使いやすいデザイン性

この両面を兼ねているためです。

ですが、ノースフェイスだけでも同じく超定番の「スクープジャケット」など、似たような「マウンテンジャケット」がたくさんあって違いがわかりにくいという問題があります。

ちなみに、こちらがスクープジャケット。

見た目一緒じゃん。。と思いますよね。

そこで、スクープジャケットとの違いに焦点を当てて比較してみると、ドットショットジャケットの特徴がわかりやすくなります。

ドットショットジャケットの特徴
  1. コンパクトで軽い
  2. 価格がリーズナブル
  3. ゆとりのある着心地やサイズ感
  4. デザインや機能はシンプル

もちろん、スクープジャケットもおすすめなので、より自分にあった1着が見つかるのではないでしょうか?

❶ コンパクトで軽い

公式サイトによれば、それぞれのウェアの重量は以下の通りです。

  • スクープジャケット……約675g(Lサイズ)
  • ドットショットジャケット……約310g(Lサイズ)

「ドットショットジャケット」は「スクープジャケット」の半分以下の重量です。

スクープジャケットは厚みがあって、若干重いしかさばります。

暑いからと1枚脱いだ時、肌寒くてちょっと1枚羽織りたい時、そんなアウターを「携行しておく」ことも考えると、かさばらず、持ち歩いてストレスが無いのが「ドットショットジャケット」です。

❷ 価格がリーズナブル

重量の違いは、一体何が違うか?というと「裏地」の有無や、レイヤー構造の違いです。

「ドットショットジャケット」も「スクープジャケット」も高い透湿防水性をもつHYVENTを採用していますが、「ドットショット」は生地の構成が簡素で価格も「スクープジャケット」に比べて1万円ほど安くなります

具体的な仕様を確認してみましょう。

  • スクープジャケット……<表地>Nylon Faille weave HYVENT(2層
                   (表側:ナイロン100%、裏側:ポリウレタンコーティング)
               <裏地>TNF Embossed Taffeta(ポリエステル100%)
  • ドットショットジャケット……40D/80D Taslan Nylon HYVENT®-D(2.5層
                   (表:ナイロン100%、裏:ポリウレタンコーティング)

2層と2.5層の違いがわかりにくいかもしれませんが、イメージとしては、ウェアの内側に特殊コーティング(0.5層)を施すことにより、裏地を無くしているという感じです。

軽くコンパクトにもなり、レインウェアでよく使われる構造ですね。実際「ドットショットジャケット」はレインコートや雨具の代わりになります。

❸ ゆとりのある着心地やサイズ感

サイズ感は、腕まわりなど「ゆとりがある」つくりで、基本的に重ね着することを想定されているといえます。

一方の「スクープジャケット」はややタイトめで、その「裏地」により着心地の良さがウリになります。

「ドットショットジャケット」は軽くてしなやかですはありますが、肌触りが良いとはいえません。

「ドットショットジャケット」は特殊コーティングによって、ドライな肌触りを実現していますが、直接肌に触れれば表地の温度がダイレクトに伝わったり、汗ばんでいればやはりべたつきは感じやすくなります。

❹ デザインや機能はシンプル

デザインはまんまマウンテンジャケット(マウンテンパーカー)。

「ドットショット」と「スクープジャケット」で比較しても、ぱっと見のシルエットデザインや公開されているサイズ寸法もほぼ違いがありません。

 着丈身幅肩幅袖丈
S70574660
M72594862
L74614964
XL76635167
XXL78655269
ドットショットジャケットのサイズ寸法
 着丈身幅肩幅袖丈
S70564761
M72584963
L74605165
XL76625367
XXL78645569
スクープジャケットのサイズ寸法

ただし、生地の厚みやタイト感は全く異なることは考慮しておくべきポイントです。(スクープジャケットは着丈が長くややタイトめ)

また、「スクープジャケット」にはフリースなどのインナーを連結できる「ジップインジップシステム」や脱着可能な「スノーカフ」を搭載していたりと、便利な機能も多いです。

「ドットショットジャケット」にはおまけ的な機能はなく至ってシンプル。

冬場の防寒性能や汎用性が高いのは「スクープジャケット」といえます。

シーズン毎の使い方やポイント

以上、「ドットショットジャケット」の特徴を踏まえた上で、シーズン毎の活用方法を紹介したいと思います。

春の活用シーン

春先は暖かくなったといっても、朝晩などまだまだ肌寒いことの方が多いですよね。

薄手のダウンやフリースアウターもまだまだ活躍します。

しかし、春に特に問題になるのが「風」や「雨」の影響です。ダウンやフリース素材は雨や風が弱点。

また、春シーズンに秋冬物のウェアは重たく、暗い印象になってしまいます。そこで、春夏ものを取り入れていくと何かと寒い思いをしてしまいます。

そこで、「ドットショットジャケット」を常備しておけば、春は何かと出番が多くなります。

だんだんと暖かくなり上着が要らなくなっても、なんだかんだ梅雨時期まで活躍し続けます。

夏の活用シーン

夏といえばアウトドアシーズン。

キャンプやフェス、釣り、日中は暑いですが、朝や夜も活動時間が増えます。

けれど朝晩は冷え込むし、山は天候も変わりやすく、防寒や雨風を凌げるアウターは必須。

もともとアウトドア用途として定番の「ドットショットジャケット」は、そんなアウトドアシーンを想定されたウェアですので、間違いはありません!

秋の活用シーン

日中の気温が下がってくると上着が必要になってくるシーズン。

タウンユースのアウターとしても一番活躍するシーズンになります。

もちろん、登山やハイキングなんかのアウトドアにもバッチリ。

冬の活用シーン

地域にもよりますが、インナーやミドルウェアをしっかり着ていれば、冬でも十分使えます。

都心部であれば、全然問題なし。

といっても、ほんとペラペラのウェアで保温性能があるわけではなりません(防寒ではなく防風シェルという位置付け)。

重ね着が前提である点は十分理解しておいてください。

また、防寒性能でいえば、生地も厚い「スクープジャケット」の方が断然暖かいでしょう。

スノーカフもついていて、ウィンタースポーツでの使用まで考慮されているつくりになっています。

お手入れ方法と注意点

お手入れ方法は、基本的には「液温は40℃を限度とした手洗い」です。

洗剤は中世洗剤でOK。

1番のポイントはウェア内側の「ポリウレタン加工」に対する扱いです。

ポリウレタン加工は防水性に優れていますが、紫外線や湿気には弱いという性質があります。

ドットショットジャケットのコーティング
ドットショットジャケットのコーティング

加水分解に注意

ポリウレタンのコーティングは、紫外線や湿気によるダメージを受けると加水分解を起こします。

加水分解とは、物質が水と反応して分解生成物が生成される化学反応(水解)のこと。

具体的には、コーティング部分が劣化してボロボロと剥がれてきてしまいます。洗濯バサミなどの昔のプラスチック製品が劣化して簡単にポキッと折れてしまう現象と同じです。

防水性を保ち、長く使っていくには、着用後や洗濯時に濡れた場合は、水分を拭き取り、ハンガーにかけるなどして日陰の風通しの良い場所で乾燥させるのが重要になります。

まとめ

今回は「ドットショットジャケット」を紹介しました。

特徴をまとめると

  1. コンパクトで軽い
  2. 比較的リーズナブル
  3. ゆったりめの着心地
  4. シンプルな機能とデザイン

これらを踏まえれば、春夏秋冬の4シーズンで活躍することができるウェアになると思います。

また、もともとアウトドア用のウェアなのでアウトドアシーンとしてはもちろん、災害時なんかにも重宝するので1着あると何かと役に立つアイテムになるはずです。

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