【資産1億円へ】サラリーマンが到達するまでの3ステップ←我が家のケース

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サラリーマンが資産を築く方法はいろいろ考えられますが、資産相続や宝くじといった外的要因による資産増加を除けば、基本的に次の3つに集約されるでしょう。

  1. 倹約による蓄財
  2. 資産運用による資産増
  3. 副業や事業による所得増

この中でも、サラリーマンが再現性が高く資産形成する方法は❶の倹約による蓄財。

膨大なインタビューから「億万長者」の実像を描いた古典的名作である「となりの億万長者」で明らかなように、日本においても1億円の資産を築いた方の多くは「投資ではなく、地道な倹約による蓄財によって資産を築いている」とのこと。

一方で、日本で富裕層(資産1億円以上)になった世帯は近年増加傾向にありますが、これは資産運用によって資産価値が高まったことが主な要因のようです。

ある程度の資産を築いた後、資産運用によってさらに資産を増やすというのが王道パターンといえそうですね。

とはいえ、サラリーマンの場合「定年後の退職金を上乗せして準富裕層(資産5千万円)や富裕層(資産1億円)に到達するケースが多かったのが実情」ではないかと思います。

しかし、終身雇用というこれまでの日本の雇用体制を前提にはできない時代にもありますし、定年まで労働して資産を積み上げ続けることには個人的には意味を感じません。

そこで、単に「倹約するだけの生活」ではなく、もっと合理的で柔軟なライフスタイルによって充実した生活を送りながら資産形成やっていきたいと考え、実践してきたところ、

我が家の資産形成状況はまだそのレベルにはない(現在、アッパーマス層)ものの、あと2,3年の労働の後に資産5000万円(準富裕層)へ、その後40代で資産1億円(富裕層)に到達できる見通しが立ってきました。

「見通しが立てられる」というのは、我が家も投資がメインではないということを意味します(もちろん投資もやっていますが)。そして、副業などの事業収入が資産が爆増したというわけでもありません。

準富裕層から富裕層へと資産が倍増するのはちょっとした計画も含んでいます。

そこで、この記事では「サラリーマンが資産1億円を到達する方法」として3大資金といわれる、

  1. 住宅資金
  2. 教育資金
  3. 老後資金

について、我が家のケースの「対応方法」や各ステップにおける「資産の推移」などを紹介したいと思います。

目次

サラリーマンが1億円の資産形成を実現する方法←我が家の事例

【資産1億円へ】サラリーマンが到達するための3ステップ

サラリーマンが資産形成する上での一番の課題は

年代と共に右肩上がりに増大していく生活コスト。

その中で、人生の3大資金と言われる「教育資金」「住宅資金」「老後資金」をどのタイミングでどのように成立させるか?がポイントになります。

当たり前ですが、世間と同じように過ごしているのでは自分だけ資産が増えるということにはならないでしょう。

逆にいえば、3大資金への対応の仕方によって資産形成のハードルは大きく変わるということです。

もちろん人生は想定した通りに進むものではありませんが、それぞれのライフステージをどのように過ごすかという「ビジョン」が大切ではないかと思います。

我が家はまだ1億円に到達したわけではありませんが、3大資金に関しては大方目処がついたというところですので、

  1. 住宅資金
  2. 教育資金
  3. 老後資金

これらをどのように対応してきたかを紹介していきます。

我が家のケースというのはあくまで一事例に過ぎませんが、考え方次第でいろんな方法はあるのではないかというのがお伝えしたいところです。

❶ 住宅資金の対応

まず最初に対応したのが「住宅資金」です。

というのも、

  • 子育て環境
  • 通勤などの労働環境
  • 家事の負担低減
  • 災害リスクの低減
  • 冷暖房効率などの経済的負担低減

などなど、当面の生活の基盤となるマイホームはあった方が良いと判断したため。

そこで、子供が小学校に上がる前に「郊外の駅近一等地の分譲マンション」の購入に至りました。

ちなみに、できる限り頭金を用意(購入価格の40%程度)して分譲マンションを購入しました。そう遠くない時期にまとまった資金が必要になるので、かなり集中的に節約していたように思います。

ただし、購入前の段階から、一生の住まいとは考えていませんでした。

ということで、現在はこの不動産を売却すれば資産を3000万円程度上乗せできるという算段でいます。

ここが今後資産を増やせるポイントの一つです。

【資産4000万円】現役サラリーマン(持家・子供有)が達成で起きた変化という記事では、住宅ローンは負債額として計算していますが、不動産自体を資産額には含めていません。

売却した後の住処はどうするのか?というのは別の記事で紹介したいと思いますが、頭金やローンで支払った資金はほぼ返金される形となり、結果的にこの間のランニングコストはほぼ固定資産税と管理費・修繕積み立て費のみで済んだことになります。

もともと生活基盤としてマイホームを購入しましたが、一生で一番の大きな買い物となる住居費にコストをかけずに済んだというのは資産形成において圧倒的なアドバンテージになっています。

❷ 教育資金の対応

年代が上がるにつれ生活費も上がっていくのが一般的のようですが、我が家の場合子供が小学生になってからは生活費はむしろ下がったくらい。

もちろん高校、大学と進学していけば子供の教育費にかかる費用は増大しますが、その分は積み立てでカバーできます。

そして、自分たち夫婦や両親の医療費や介護費が嵩んでくるのはもう少し先。

ということで、我が家にとっては子供が小学生の間が「最も倹約による蓄財」が進んだ時期になります。(コロナ禍だったというのも大きな要因だったかもしれません。)

子供が小学生の間は習い事なんかはほぼやらずに、ゲームや音楽、プログラミング、アウトドアを親子で一緒に過ごす「時間」に費やしました。

これらを「習い事」に任せてしまえば結構なお金がかかるものですが、家庭内で楽しんでる分にはたいして「お金」は要りませんし、そのときしかできない「親子の経験」はお金では得られません。

そして、小学生高学年になれば大学進学の積み立ては半分以上済んでいる頃になり「教育費」も峠を超えた感が出ました。

ここで自分自身に万が一のことが起こっても、マンションという不動産資産、さらに団体信用生命保険(だんしん)による住宅ローンの支払い免除や学資保険による保険料払込免除があれば安心感も相当違ってきます。

❸ 老後資金の対応

早い段階で住居資金と教育資金に目処がついてしまえば、老後資金はそこまで問題にはなりません。

というのも、サラリーマンであれば厚生年金や確定拠出年金などの社会的な制度がありますし、これからの収入から生活費を除いた余剰金は全て老後資金になり得るからです。

さらに65歳までの20年以上の準備期間があるとすると、NISAなどの優遇制度を使って手堅く資産運用しておけば老後のための資産形成としては十分といえます。

そして、サラリーマンであれば「退職金」があります。

大企業にお勤めで勤続20年なら、自己都合でも年収を超えるくらいの退職金をもらえるのが相場。ただし、どこも退職金の額は減少傾向にあり、それほど期待できるものではないかもしれません。

一方で、40代や50代の早期退職制度などをうまく活用すれば退職金を上乗せできる可能性もあります。

普通に考えると40、50代は社会的にも経済的にも身体的にもなかなか身動きが取れなくなる世代。さらに中年期のアイデンティティ・クライシス、いわゆる中年危機(ミッドライフ・クライシス)に陥るというリスクも増えます。

退職金を上乗せしながら経済的に自立できる状況に近づいていれば、そのようなリスクに対する予防に繋がるだけでなく、更なるチャレンジや社会的な活動など、前向きな人生キャリアを描くことにもつながるでしょう。

ここで我が家のケースを一旦整理すると、

  1. 住居資金:資産価値が下がりにくい物件を購入して生活した後、売却することで生活コストを圧倒的に下げた
  2. 教育資金:大学進学費用は積み立てでカバーしつつ、習い事よりも親子で一緒に過ごす「時間と経験」に投資した
  3. 老後資金:税制上の優遇メリットのある制度を活用しつつ長期運用で準備(←予定)

といったところです。

最初の住居資金のための頭金以外は特別な努力をしていませんw

3大資金の対応については以上です。

以降は、これらの過程で資産がどのように推移していったかを紹介します。

我が家の資産推移と副業や資産運用の位置付け

サラリーマンの現役世代が投資を増やしていくには、

  1. 倹約による蓄財
  2. 資産運用による資産増
  3. 副業や事業による所得増

これらをどの段階でどのように活用していくかがポイントになるかと思います。

例えば、資産が少ないうちはいくら投資にまわして複利の力を利用しても、なかなか資産は増えていきません。とはいえ、資産運用を考えないわけにもいかないので、資産形成上の活用についてや副業の位置付けや力の入れどころを考えておきましょう。

ステップ1.資産形成初期(〜1000万円)

1000万円の資産をつくる段階というのは我が家のケースでは結婚して子供が生まれたときから住居資金の頭金を準備していた頃。

この段階では積極的に投資に資金をまわすことはしていません。

というのも、年利10%で運用し続ければ7.2年で資産が倍になりますが、その運用利率を実現するのは困難な上に、元金が1000万円あっても到達できるのは資産2000万円まで。

そして、

せっかく資産が積み上がっていっても、住宅資金や教育資金、その他のライフイベントですぐにキャッシュが必要になり、投資資産を取り崩すことになれば運用効果も見込めず、リスクも増えます。

それよりも今後の重荷になってくる住宅ローンの負担をどれだけ下げられるか?に注力した方が得策。

資産運用や副業で収入アップを考える前に生活を整えて無駄な支出を減らしておきましょう。自ずと今後必要な住居もダウンサイズされ住居費を抑えられるかもしれません。

また、マイホームではなく賃貸にするという手もありますが、我が家はマイホームにすることで生活費を抑えるということに成功しました。

これは誰にでも当てはまるケースではありませんが、自分なりのライフプランを描き、それに沿った合理的な方法を考えればいろんな道があるのではないかと思います。

ステップ2.資産形成中期(〜3000万円)

資産3000万円までは、我が家の子供は小学生になり、購入したマンションでマイホーム生活をしていた頃に該当します。

この頃は【資産3000万円達成まで】1000万円貯めてやったこと と 見える世界という記事でも述べている通り、資産形成のスピードが加速した時期。

まず、住居費やガス水道光熱費、交通費などの生活コストは下がり、住宅ローン控除が適用される10年間は積極的に繰上げ返済する必要もなくひたすらキャッシュが増えました。

3000万円くらいの資産があればサイドFIREも可能と言われているように、余剰資金を資産運用にまわせば年間100万円程度の資産収入も見込めるようになってきます。

さらに、生活の質も高まり心身のゆとりが生まれると、仕事のパフォーマンスも高まります。すると本業・副業・転職などで収入増となる好循環が生まれました。

保有している金融資産残高が住宅ローン残高を上回った状態になると、半分経済的自立できたようなものです。

ステップ3.資産形成後期(〜5000万円)

実際、我が家はまだ資産5000万円には到達していないのですが、そこまでは時間の問題。

資産5000万円まで到達できれば、資産収入だけで生活費をある程度賄えるようにもなってきます。

このまま働く限りは資産は増えていきますし、いざというときは不動産を売却することで一時的にキャッシュを得ることだってできます。

本業となっている仕事や副業などの事業、資産運用などのミックスで人生を新たにデザインできるようになってくる段階。

サラリーマンの身としては、このまま企業に属して企業理念や目的に沿って自己実現していくのも良いでしょうし、これまでの人生経験や意志により社会的課題に対して取り組んでいくというのもありでしょう。

まとめ

この記事では人生3大資金と呼ばれる、

  1. 倹約による蓄財
  2. 資産運用による資産増
  3. 副業や事業による所得増

について、我が家がどのように対応して資産を形成していったかを紹介しました。

その我が家のケースをまとめると以下の通り。

  1. 住居資金:資産価値が下がりにくい物件を購入して生活した後、売却を考慮して生活コストを圧倒的に下げた
  2. 教育資金:大学進学費用は積み立てでカバーしつつ、習い事よりも親子で一緒に過ごす「時間と経験」に投資した
  3. 老後資金:税制上の優遇メリットのある制度を活用しつつ長期運用で準備(←予定)

また、資産形成の各ステップ(1000万円、3000万円、5000万円)における資産運用や副業の位置付けを併せて紹介しました。

我が家はもう少しで準富裕層入りという段階ですが、上記のステップを経て富裕層入り(資産1億円)も視野に入れています。

今後の経過やこれまでに実践したアイデアや考え方については当サイト(シンプルライフスタイリング)にまとめていくので参考にしてみてください。

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