【時間がない…。ときこそ!】より少なく、より良く『本質』を考える

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1日は24時間、1年は365日。時間こそ全ての人に平等に与えられた唯一のものというのは真実です。

とはいえ、『様々な環境による制約があって自由になる時間なんてないよ…』というのが実情ではないでしょうか?

では、一体どうすれば…というと、本当に大切なこと以外は “捨てる” というのが重要になってきます。

例えば “断捨離” はもはや一般用語になりつつありますよね。ほかにも “スマホ断ち”“脱スマホ依存” などのデジタルデトックス という言葉も頻繁に聞くようになりました。

それぞれの言葉の意味は異なりますが、“捨てる” とか “断つ” というキーワードには共通した背景があります。

その背景とは、

『 世の中はモノやコトに溢れている 』

ということです。

物や情報に溢れた現代社会においては、

『 自分にとって何が重要であるかを取捨選択する力(スキル)』

が重要なわけです。

この、自分にとって何が大切なことかを取捨選択し、最も重要なことに集中する思考法を
『エッセンシャル思考』といいます。

エッセンシャル思考の基本的な考え方はシンプルに『より少なく、しかしより良く』を考えることです。

むしろ、このスキルが無ければ、あなたの時間はますます奪われていくばかりのはずです。

物や情報が溢れる現代社会においては、”仕事で成果を出す” 、 “プライベートを充実させる”、”資産を増やす”、などなど…、人生のどんなことにも影響するといっても過言ではありません。

そもそも人生において何が重要であるかというのもその人の選択によるものですよね。

常に余裕がある人というのは、自分では”やらないこと”を決めています。

逆にいうと、自分がやることを選択しそこに注力することが時間を生むことにもつながります。

そこで、今回はエッセンシャル思考(より良く、より少なく)について紹介したいと思います。

こんなあなたにおすすめの記事です
  • 毎日忙しくて “時間がない” と感じている…
  • できる限りの時間をかけているのに成果が出ない…
  • 一生懸命頑張っているのに成長している実感がない…
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時間がない本当の理由とは

時間がない!という根本的な理由は、実際に時間が足りないわけでも、やり方や効率が悪いわけでもありません。

ほとんどの場合、“やろうとしていること(=入ってくる量)がそもそも過剰”であることが原因です。

それは、これまでどうだったかという過去を振り返ってみれば明らかなことでしょう。

これまでの時代の価値観『 なるべく多い方が良い 』がNGなわけ

これまでの時代の価値観は『 なるべく多い方が良い 』というものです。

この価値観は、いつ飢え死にしてもおかしくなかった原始時代から近代までずーっと人類が培ってきた本能でもあります。

一方で、今は人類史上まれにみる『溢れる時代』なわけです。

従来の価値観による弊害が生じてきた歴史を以下の”溢れていったモノゴト”の順に見ていきましょう。

  1. 飽食の時代
  2. 大量生産・大量消費時代
  3. 情報化社会・AI時代

これは “効率化” でなんとかなる問題ではなく、ましてや、気合や根性ではどうしようもない。ということが納得できると思います。

これからの時代の価値観として『 より少なく、しかしより良く 』がしっくり来るのではないでしょうか?

❶ 飽食の時代

日本は1970年代から1990年代あたりにかけて経済的に発展し、外食産業市場が拡大。そして、食品の輸入も増えたことなどから飽食の時代を迎えました。

飽食の時代において、従来の価値観(本能)に従っていては過剰摂取になってしまうのは必然です。

過剰に摂取したカロリーを代謝するにはかなりのコスト(時間、労力、お金)がかかるのは容易に想像できると思います。

また、そのままにしておけば、いずれ生活習慣病などによって “健康” や “時間” を奪われていってしまいます。

そこで、飽食の時代に必要とされることは選食能力を養うことと言われています。

選食能力とは、安心で安全性が高い食べ物、環境にいい食べ物を選ぶ力のことです。体調を整えたり身体を作ったりするためには、食べ物の選び方が重要になります。生活習慣病などを予防するためには、健康にいい食品や栄養価の高い食べ物を見極める選食能力を養うことが重要なのです。

生涯学習のユーキャン『飽食とは?飽食の時代に健康的な食生活を送るために必要な知識を紹介』からの引用

簡単に言ってしまえば、『腹八分目、栄養バランス良く』です。

選食能力とは、まさに食における『より少なく、しかしより良く』そのものであるといえます。

❷ 大量生産・大量消費時代

食が溢れた次はモノが溢れるようになりました。

バブル期の頃は、まだ製品の品質が安定しておらず、“高いモノ=良いモノ”という価値基準があり、良いモノを所有することにお金を使うことで幸せになるという構図がありました。

しかし、2000年代以降、安くても良いものが手に入る現代においては、共通する価値基準はなくなりつつあります。

そうすると、モノに囲まれたものの一向に幸せにならないと感じる人が続出します。

それもそのはず。モノの所有は幸福度の上昇にほとんど寄与しないということが研究で明らかになっているくらいです。

そこで生まれたのが、”断捨離” であったり “ミニマリスト” というライフスタイルです。

これらも『より少なく、しかしより良く』という考え方と基本は同じです。

断捨離とは

『断捨離』は『断』『捨』『離』の3つの要素から成り立っています。

それぞれの意味は以下の通り。

断捨離の3つの要素と意味
  • 断:入ってくる不要な物を断つ!
  • 捨:家にずっとある不要な物を捨てる!
  • 離:物への執着から離れる!

とはいえ、この断捨離も新しく生まれた考え方ではありません。

それこそ、ヨガや仏教の考え方の基本だったりもします。

要するに、『より少なく、しかしより良く』というのはかなり原理原則的な考え方であるともいえます。

❸ 情報化社会・AI時代

モノが溢れ、それ自体に価値が無いとなると、情報にこそ価値があると謳われるようになりました。

当初は、いかにして新しい情報にアクセスできるようになるかがカギだったわけですが、インターネット、そしてスマホの普及からSNSなどの発展により、あっという間に情報も飽和。

今では情報は誰でも発信でき、手に入るようになりました。

そうなると”可処分所得” から “可処分時間” へシフト。

モノからコトへという流れですが、大量なビッグデータを活用するAI時代の到来と相まって、社会はまさに時間を奪いあう競争になってきています。

当然、SNS疲れやスマホ依存といったことが社会問題になります。

これまでの流れと同様に、デジタルデトックスが必要な段階へ来たというわけです。

ここでも、できることは情報の断捨離です。

それには原理原則の「より少なく、より良く」を心がけるほかありません。

エッセンシャル思考を実行するのに重要なこと

時間がない理由の正体は、あれもこれもやらないといけないと思っているということです。

対処法は “より少なく、より良く” を実践することであることは理解いただけたのではないでしょうか?

ただ、実際の問題は、簡単には捨てられない (実行するのは難しい)ということです。

そこで、実践する上で次の3つをおさえておきましょう。

  1. パレートの法則
  2. エッセンシャル思考のメリット
  3. エッセンシャル思考のデメリット

パレートの法則

パレートの法則は『一部の要素が、全体に大きな影響をもたらす』という法則です。

ものごとは実際に成果につながっているのは全体の2割くらいだということです。

手放すことは不安ですが、実際に捨ててしまっても意外と大丈夫だということは覚えておきましょう。

エッセンシャル思考による3つのメリット

なるべくこの効果を意識的に感じることでよりエッセンシャル思考へシフトできるのではないかと思います。

  1. お金が増える
  2. ストレスが減る
  3. 不安がなくなる

まず、1のお金について。

これは時間が増えることとほぼ同じですが、重要なことに注力できれば、成果にも結びつきやすくなり、結果とし収入も増えます。

なによりすぐに実感できることは、支出を抑えることにつながることです。

そして、”時間がない”と感じる時間圧はかなりのストレス要因になります。

時間的、経済的にゆとりが生まれ、余計なことを排除できるようになればストレスはどんどん低下していきます。

そして、やるべきことに注力できている状態というのは、あれもこれもと心配する不安もなくなってくるのです。

エッセンシャル思考によるデメリットと対策

注意すべき点としては、本当に大事なことを見出すというのは難しいことでもあります。

これが大事と思い込んで視野が狭くなってしまっては元も子もないということです。

そこで、常に多角的にものごとを捉えていくことが大事ではないかと思います。

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エッセンシャル思考を目指すのにおすすめの本

さいごにエッセンシャル思考を身につけるのに役に立つ本を2冊紹介したいと思います。

エッセンシャル思考:グレッグ・マキューン(著)

まずはおさえておきたいのが、タイトルの通り『エッセンシャル思考』という本です。

『より少なく、より良く』と言う言葉自体もこの『エッセンシャル思考』からの引用です。

とても読みやすい本だと思います。

7つの習慣:スティーブン・R・コヴィー(著)

次におすすめするのは、先に紹介した『エッセンシャル思考』の本の中でも引用されているのが『7つの習慣』です。

7つある習慣のうちの1〜3(私的成功の領域)はエッセンシャル思考そのものです。

  • 第1の習慣:主体的である
  • 第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
  • 第3の習慣:最優先事項を優先する

また、第4の習慣(Win-Winを考える)も別の記事でも解説している通り、大変参考になる定番の書籍ですので、こちらもぜひ参考にしてみてもらいたいと思います。

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さいごに

今回は、”時間がない”と感じる方に向けて、エッセンシャル思考(より良く、より少なく)を紹介しました。

エッセンシャル思考は、より本質的に生きるということです。

そうだなと感じたのであれば、あとは実行するだけ。是非トライしてみましょう!