人生100年時代。
心身の健康やお金に関する問題とは長く向き合っていかなくてなりません。
そこで大事になるのは「継続的に学び続ける習慣」。
ネットがここまで普及した現代においても、今のところ学習の基本となるのは『読書』です。
学習法というのはさまざまありますが、いずれにしても「本を読むことで自ら学ぶことができるか / できないか」というのは圧倒的な差があります。
ですが、読書スタイルも多様化していて、そこには『新しい読書スタイル』があります。
例えば、kindleのような『電子書籍』は、単に電子化されただけではなく、サービスとしても進化、発展しています。
また、最近ではYoutubeも聴きながら他の作業をしたり音声で学習できるようなコンテンツが結構ありますよね。ClubHouseやVoicyといった音声メディアも流行りで、『耳で聞く読書』というジャンルも広まっています。
一方で、紙媒体の本の良さも確かにあるというのも事実。
これらの特徴を踏まえ、上手に活用していくというのも「継続的な学び」の一つといえます。
ですが、『新しい』とはいっても特別目新しいものではなく、すでに当たり前となっている方も多いと思います。
逆に「未経験」という方は時間もお金ももっと有効に使える可能性があるということです。
そこで、今回はこれから本を読む習慣を身につける重要性やポイント、読書スタイルについて紹介したいと思います。
すでに読書習慣がある方のさらに効率化できる場合があると思いますので参考にしてみてください。
読書習慣を身につける重要性
『読書のメリット』をあげればキリがありませんが、まずは読書自体の重要性を簡単におさえておきます。
すでに読書が習慣になっている方は『まぁそうだよね。』と思って読み飛ばしてもらえればと思います。
特に、読書が他の手段より役立つ場合は次の3つのケースです。
- 知識やスキルを身につけるとき
- 新しい価値観や人生観を得るとき
- 頭の中の思考を具体的に言語化するとき
いずれもどんな年代、どんな時代にも必要になることだと思います。
❶ 知識やスキルを身につけるとき
ちょっとした調べ物ならネットでサクッと情報収集するのが早いですが、もっと体系的に何かを学ぼうとする場合です。
そんなときは本を読んで学ぶ習慣があると無いとでは大きな違いがあります。
その本を読んで学習するというのは非常に効率的、というか基本ですよね。
特に『新しいこと』や『やったことがないこと』を始めようという時は、最初は『何がわからないのか?』がわかりません。
検索ベースでは『必要な情報』に辿り着かなかったり『あらかじめ知っておくべきこと』も抜けてしまいがち。
また、ネットの情報はまちがっていることも多く、結果遠回りしたり身に付かなかったりします。
❷ 新しい価値観や人生観を得るとき
単に知識を収集するというだけなら、効率の良し悪しはあれどネットで十分かもしれません。
しかし、自身の年代とともに移り変わっていく現代社会を生きるには、常に新しい情報や価値観を学んでいく必要があります。
こういった情報はただ知ってるだけではあまり意味がありません。
例えば、自分より人生経験が豊富な人の体験や考え方の概要を知ってるだけでは身につくわけではないからです。
読書なら別の時代、異なる世界に生きている他人の思考や人生観を”疑似的に体験”することができ、そのように物事を見るフィルターを自分の中に持つのに役立ちます。
❸ 自分の考えや感情を言語化する
人間は感情的に何かを感じても、言語化できないとうまく整理できないし表現することができません。
うまく言語化できないと、イライラしたり、不安だったりと負の感情に振り回されてしまいます。
先に紹介している『知識の獲得』や『疑似体験』によって頭の中でもやっとしていたこと整理できるようになったり、今まで意識できていなかったことを意識できるようになるわけです。
なにより、他人に自分の考えを理解してもらうことは社会生活を送る上で不可欠なわけですが、考えや感情を言語化できているかどうかで伝わり方は全く異なるものになるでしょう。
読書習慣を効率的に身につける方法
読書が良いということだとわかっていても習慣にするのは難しいんですよね。
僕自身、学生時代は本なんて全く読まないタイプでした。
当時は『暇で他にやることない人がするもの』くらいに思っていましたし。。
でも今はむしろ、読書にあてる時間は充実感が高まります。
何が決定的に違うか?というのが読書習慣を身につけるポイントかと思います。
それは、
- 本を読む目的がわかっている
- 必要な本が何かわかっている
- 本を読む効果を実感できる
健康で例えるなら、目的は「スタイルの維持」、本は「運動」と置き換えてみます。
必要なエクササイズやその運動量がわかっていて、それを実行すると調子が良いと実感できるのなら継続しようという気になりますよね。
逆に、ただ辛いだけで効果も実感できなければ続けることは難しいでしょう。
新しい読書スタイルと活用方法
自分はどんな本を欲しているか知る必要がありますが、ここが一つ難しいところです。
さきほどの『スタイル維持』の例えでいえば、自分にとってどんなエクササイズが効果的なのか?を知ることです。これって自分で見つけるのはなかなか難しいですよね。
そこで、とりあえず手当たり次第読むというのはあまりおすすめしません。
1冊本読むのにはそれなりの時間とお金もかかります。
なので『とりあえず買って満足』となりがちで、これが一番無駄になって後悔するパターンです。
ではどうするかというと、新しい読書スタイルの活用です。
唐突ですが、ドラマを見出すとドラマを見ることが習慣になってたことってありませんか?
ワンクール終える頃に次のドラマの紹介があることや、1週間の同じ時間に見続けてきたことで見ることが当たり前になっていくわけです。
良いか悪いかは置いておいて、気づいたら習慣になっていたってことです。
Youtubeなどのネットに関してはさらに、自分の嗜好に基づいておすすめしてくれます。
言ってしまえば売り手側の手法でもあるわけですが、この仕組みをうまく活用することで効率よく自分にあった本を探し習慣化することができるようになります。
そこで、新しい読書スタイルとして活用したいのが「電子書籍」と「オーディオブック」です。
Kindle Unlimitedとは
「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」はAmazonが提供する電子書籍の定額読み放題サービスです。実用書以外にもコミック、小説、雑誌などラインナップも200万冊以上と超充実しています。
『定額読み放題』なので、拾い読み(試し読み)ができ、おすすめ機能や検索機能により効率よく本を探すことが可能です。
月額980円なので、月1冊以上のペースであれば十分元が取れます。
もし、紙媒体で購読していた本や雑誌があり、Kindle Unlimitedの電子書籍に置き換えることができるなら、『実質タダ』でサービスを利用できます。
Kindle Unlimitedの始め方
下にあるamazonのリンクから登録するだけです。
Kindle Unlimitedの登録時に「30日間の無料体験」がありますので、まずはどんなものかを試してみるのが1番です。
Audible(オーディオブック)とは
「audible(オーディブル)」はamazonのオーディオブックサービス。プロのナレーターや声優を使った質の高い朗読で本を読む(聴く)ことができます。
ラインナップも豊富で40万冊を超えており、読みたい(聴きたい)作品がきっと見つかると思います。
audibleはkindle unlimitedと違って『聴き放題というわけではありません』が、本を読む時間はとれなくても、通勤中や運動中などの時間を使って読書ができるというのが利点。
じっくり『読む』という時間や労力を使わずに、自分にあった本を探すのに役立ちます。
audibleは月額1,500円ですが、好きな作品1冊と交換が可能なコインが『毎月1つ』付与されます。
オーディオブックの相場は2,000~4,000円と、比較的高めなので、これらを毎月1冊1,500円で購入できると考えるとお得といえます。
Audibleの始め方
Kindle Unlimitedと同様に「30日間の無料体験」があります。
こちらもamazonのリンク先の『無料体験を試す』から登録するだけす。
退会続きも簡単でいつでもやめることができます。一度交換した作品はAudible退会後も聴けますので、こちらもまずどんなものか試してみるというのが良いです。
さいごに
今回は読書習慣の身につけ方について紹介しました。
電子書籍やオーディオブックを活用すれば、いつの間にか本が身近なものとなり習慣になっていると思います。
注意点は、お手軽なサービスを浴びてるだけで『やってる気になってしまう』ことです。
- 本を読む目的
- 自分にとって必要な本が何か
- 本を読む効果を実感できるか
この3点を意識できていれば、紙でも電子書籍でもオーディオでも自分にあった方法を活用できると思います。
幸い、紹介した2つのサービスには『無料体験』が付いてきます。それぞれを体感しながら効果を実感できるかどうか試してみるというのがよいのではないでしょうか。