【ウィンウィン(Win-Win)の関係とは】間違えてたら逆効果!目指すべき姿と必要な考え方

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ビジネスでよく使われるWin-Win(ウィン-ウィン)という言葉。

りょー
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最近は日常生活でも広く使われていますよね。

プライベートの恋愛や夫婦間など、どんな間柄でも、お互いがWin-Win(ウィン-ウィン)の関係となるのが理想であるということに異論はないと思います。

ただし、いわゆるビジネス用語としてのWin-Win(ウィン-ウィン)と人間関係におけるWin-Win(ウィン-ウィン)というのは考え方が異なる部分があり、混同しないよう注意が必要です。ここを間違えてしまうとむしろ逆効果!といった事態になりかねません。

というのも、ビジネスにおいては金銭的な利益を対象とするものですが、人間関係におけるウィンウィン(Win-Win)の関係とは、お互いの利益は当然として、精神的な満足や成長、幸福といった感情を同時に得るような、そんな相乗効果を目指すものだからです。

ビジネス的な取引の思考では上手くいくものではありませんし、現在のビジネスにおいてもむしろ後者のウィンウィン(Win-Win)の考え方や姿勢が重要になってきています。

今回は、そんな「Win-Win(ウィン-ウィン)の関係」について紹介したいと思います。

こんな方にあなたにおすすめの記事です
  • 仕事で成果を出したい
  • 夫婦関係を良くしたい
  • 素敵な恋愛をしたい
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1.ウィンウィン(Win-Win)の関係とは

ウィンウィンWin-Winとは、もともとは英語の”Win-Win”が語源です。日本語にすれば「勝ちと勝ち」。ウィンウィン(Win-Winの意味は言葉どおり「自分も勝って、相手も勝つ」ということです。

もともとは経済用語のひとつで、これがビジネス用語としての「ウィンウィンWin-Win)」です。

『ウィンウィン(Win-Win)』を使った例文

下記は『ウィンウィン(Win-Win)』を使った例文です。

「御社と我が社の双方にメリットがあるのでお互い『ウィンウィン(Win-Win)』です」

このようにウィンウィンWin-Win)」という単語だけで使用することもありますが、

  • Win-Win(ウィンウィン)な状態
  • Win-Win(ウィンウィン)の関係
  • Win-Win(ウィンウィン)な関係

といった使い方をすることが多いです。英語でも”Win-Win situation”や”Win-Win relationship”という言い方になります。

冒頭で説明しましたように、ビジネスだけにとどまらず人間関係におけるもっと根源的な「Win-Win(ウィンウィン)」の考え方があります。

それでは、それぞれの「Win-Win(ウィンウィン)」について説明していきます。

1−1.ビジネス用語としてのWin-Win(ウィンウィン)とは

まずビジネス用語としての「Win-Win(ウィン-ウィン)」は、ビジネスの場においてお互いが利益を得る関係のことです。

取引が行われる際、交渉をしている双方が利益を得られるようになるという状態を「Win-Winな関係」と言います。

この場合の「Win-Win(ウィン-ウィン)」はとてもシンプル。

例えば、良い商品というのは、消費者は支払った金額以上のものを手に入れたことになり、たくさん売れることで販売者は儲かる、といった具合です。

1−2.人間関係におけるWin-Win(ウィンウィン)とは

それでは、人間関係における「Win-Win(ウィン-ウィン)な関係」とはどういったものなのでしょうか?

人間関係というちょっと深い話になりますが、この考え方で有名なのは「当事者意識を持つには? 主体的に生きるための習慣とおすすめ書籍」という記事でも紹介している名著「7つの習慣」にて、著者のスティーブン・R・コヴィー氏によって提唱されているものです。

まず、Win-WinがあるのだからWin-LoseやLose-Loseというように以下の6つの考え方のパターンがあります。

6パターンの関係
  • Win-Win(ウィン-ウィン):自分も勝ち、相手も勝つ
  • Win-Lose(ウィン-ルーズ):自分が勝ち、相手は負ける
  • Lose-Win(ルーズ-ウィン):自分が負けて、相手が勝つ
  • Lose-Lose(ルーズ-ルーズ):自分も負けて、相手も負ける
  • Win(ウィン):自分が勝つ
  • Win-Win or No Deal(ウィン-ウィンorノットディール):自分も勝ち相手も勝つ、それが無理なら取引しないことに合意する

何かを決めるときも、問題を解決するときも、まずお互いの利益になり、お互いに満足できる結果を目指すのが原理原則です。

ただし、自分と相手とでは、価値観も目的も明らかに正反対な場合は、取引しない(not deal)というのも重要なポイントとして提案されています。

また、ここでいう『利益』とは、単に金銭などの物理的な利益だけを指すのではなく、精神的な効果を含んでいるということが今回のポイントです。

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2.ウィンウィン(Win-Win)を考える上での3つのポイント

7つの習慣においては、Win-Win(ウィン-ウィン)は「すべての人間関係において必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である」と紹介されています。

ここまでの内容は多くのサイトでも紹介されていますが、ここからはWin-Win(ウィン-ウィン)の関係を実現するためのポイントを3つ紹介します。

ウィンウィンWin-Win)の関係を実現するための3つのポイント
  1. 相手にとっての利益とは何かを考えること!
  2. 自分を取り巻く全ての関係を「相手」として『三方良し』を考えること!
  3. お互いの関係を取引や駆け引きとして捉えないこと!

2−1.ポイント①:相手にとっての利益とは何かを考えること

ビジネスのWin-Winは金銭的な利益を考えればよかったのですが、人間関係におけるWin-Winでは精神的な効果や、それぞれが相互作用しあって生まれる効果など、利益をとても広範囲に捉えて考える必要があります。

精神的効果とは、幸福感や満足感、成長感などのことです。

また金銭面であっても、将来の不安感の払拭や精神的なゆとり、余裕につながることもあります。

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2−2.ポイント②:自分を取り巻く全ての関係を「相手」として『三方良し』を考えること

「自分」と「相手」というのは2者の人間同士の関係だけではありません。

何事においても当事者という視点に立てば、あらゆる関係を「自分」と「相手」として見ることができるものです。

実は、2者間だけという狭い範囲でウィンウィン(Win-Win)の関係を考えても、全体で見るとお互いがLose-Loseの関係になっているということもあります。

わかりやすい例は、芸能界でも度々取り上げられる『不倫関係』です。

不倫関係の当事者間(2者間)は、お互いが自分にとって都合の良い存在だったわけですよね。このように、自分にとって都合が良く、相手にとっても都合が良いから「ウィンウィン(Win-Win)の関係」だと考えてしまうのは間違いです!

家族にとって何一つ良いことはありませんし、結局は自分のためにもなっていませんよね。

芸能人の不倫報道を側から見れば『なんで不倫なんてしたんだろう?』と思うのですが、これは当の本人が家族やスポンサーとの関係における当事者であるという意識が欠如していた(もしくは希薄だった)と考えられます。

この『当事者意識』というのはウィンウィン(Win-Win)の関係を考える上でベースとなりますので、ぜひ「当事者意識を持つには? 主体的に生きるための習慣とおすすめ書籍」という記事も参考にしてみてください。

参考記事>>>「当事者意識を持つには? 主体的に生きるための習慣とおすすめ書籍」

そして、全ての関係を満足することはできないかもしれませんが、あらゆる人間関係において、その当事者としてお互いの利益になる結果を見つけようと考えることが大事です。

このような考え方は、実は日本人が持っている精神でもあり、昔から商業理念として「三方良し」という言葉があります。

「三方良し」とは「Win-Win-Win(ウィン-ウィン-ウィン)」のこと

「三方良し」は商売をする自分と相手の関係に加え、「世間良し」という考えをもつということで、『Win-Win-Win(ウィン-ウィン-ウィン)』、『Total Win』とも言い換えられます。

このように視野を広くあらゆる関係を考える上では、【3つの目とは?】物事の見方を変えるのに役立つ3つの視点3選!と言う記事も役に立つと思いますので参考にしてみてください。

参考記事>>>【3つの目とは?】物事の見方を変えるのに役立つ3つの視点3選!

今回は、ウィンウィン(Win-Win)の関係を考える際の代表的な3パターンを紹介したいと思います。

パターン1.自分と相手という1対1の関係に対してウィンウィン(Win-Win)を考える

夫婦

まずは、一番基本となる関係ですね。

自分という存在に相対する存在との関係です。

  • プライベートであれば自分と配偶者、または自分と恋人
  • ビジネスであれば自社と取引先

といった具体に考えることができると思います。

パターン2.自分と自分が所属する集団に対してWin-Win(ウィン-ウィン)を考える

自分と相手という1対1である必要はありませんし、対立する関係でなくても考えられます。

自分が何かに属していると考えてみると良いでしょう。

自分と家族の関係
家族

配偶者を相手と見れば1対1の関係ですが、相手を「配偶者を含めた家族」とすれば、1対多の関係になります。

また、家族には自分も含んでいるものとしても考えられますよね。

自分と勤め先との関係
チーム

ビジネス上の自社と取引先だけではなく、雇用する側と雇用される側という見方もあります。

また、家族と同様に、自分が所属している部署や企業そのものと自分の関係としてみることもできます。

自分と取り巻く環境の関係
環境

自分と地球環境、自分と世界経済、自分と社会など、自分よりもっとずっと大きな相手との関係についてWinWinを考えれば、きっとその行いについて大義を感じることができる。

パターンその3.自分自身の中にあるウィン-ウィン(Win-Win)の関係

ハート

例えば、仕事とプライベートの関係など、これは人間関係そのものではありませんが、自分の中にもWin-Winの関係を見出すことができます。

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2−3.ポイント③:お互いの関係を取引や駆け引きとして捉えないこと

ウィンウィン(Win-Win)は、もともとは経済用語であると紹介しましたが、人間関係においてウィンウィン(Win-Win)は勝ち負けや損得ではありません。

くどいようですが、ウィンウィン(Win-Win)はお互いが相手のことを想って行動するという考え方・姿勢です。

何かをしてくれたからお返しをするという考え方では、本当のウィンウィンWin-Win)の関係にはならないのです。

もちろん、先ほどの不倫関係の例のように、自分にとって都合が良いことが「Win」ということでもありません。

人間関係の前提を取引として見てしまっていませんか?こんな「言葉」に注意しましょう

何気なく使っている言葉の中に、人間関係を取引として見なしてしまっているような使い方があります。例えば、「借りができたね」「今度、埋め合わせするね」といった言葉使いです。

受けた恩に対して無礼がないようにという気持ちなのだと思いますが、これらは、人間関係の前提を取引として見た言葉「ギブ&テイク」という発想です。

人間関係を取引として見るというのは人間として居心地悪く感じるものです。相手の好意として素直に受け取り、経済や取引とは無関係のものとしたいものです。

目指す姿は「ギブ&ギブ」です!

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3.ウィンウィン(Win-Win)を学ぶのにおすすめの本

今回はウィンウィン(Win-Win)の関係を考える観点を紹介しましたが、実際にウィンウィン(Win-Win)となるよう日々実践するのは自分自身です。

そして実践していていく時々で迷ったり行動を振り返ったりするときに参考になるのは「本」です。

そんなウィンウィン(Win-Win)を学ぶ上で参考になる書籍を3つ紹介したいと思います。

3−1.「7つの習慣」(スティーブン・R.コヴィー)

今回記載している内容を踏まえて本当に参考になるのが、冒頭でも紹介している「7つの習慣」という本です。「ウィンウィン(Win-Win)」は7つある習慣のうちの4つ目の習慣とされています。

もはやビジネス書としてド定番ですので、「今さら」と思う方や、随分前に読んだという方もいらっしゃるかもしれません。私も20代の新卒の頃に読んではいましたが、そのときは、仕事で成果を出すためのいわゆる「ビジネス書」として読んでいました。

ただ、家庭や子供を持つようになると、ライフスタイルや人生観そのものが変わってくるタイミングになってきます。そうなると出世したりビジネスで成功することだけが目的ではなく、自分や家族、仲間の幸福とは?働く意味とは?人生の意義とは?といった難しい問題に自分なりの考えを持って生きていく必要があります。

このような観点で「7つの習慣」を読めば、ウィンウィン(Win-Win)についても単に資本主義社会における成功法について記載された本ではないということがわかると思います。

改めて自分(自分の人生)はどうあるべきかを見直すきっかけにもなると思いますので、今一度手にとってみてもらいたい一冊です。

3−2.「人を動かす」(D・カーネギー)

次に紹介するのが「人を動かす」です。こちらも超定番の本ですね。

「人を動かす」は、タイトルのように自分の意図通りに人を操る方法という内容ではありません。相手が望み、自分が望む結果になるためにどんな行動が必要なのかを数々のエピソードを交えて教えてくれる、まさにウィンウィン(Win-Win)の事例集のようなものです。

少し古臭い表現やネタも多いですが、7つの習慣と合わせて読んでおけば、大体のビジネス書はそれぞれの著者の経験や表現の違いだけで時代が変わっても大事な根本は変わらないのだということがわかると思います。

どちらの本も世間的には『ビジネス書』という扱いですが、ビジネスで成功するための本では無いです。

ウィンウィン(Win-Win)を考えることは私生活の恋愛関係や夫婦関係、家族関係などあらゆる関係のベースです。この考え方ができれば「ビジネスも成功する」ということです。

3−3.「ゲーム理論入門」(ゼミナール 渡辺 隆裕)

先の2つの本は、「ウィンウィン(Win-Win)の関係」に必要な人の言動がどうあるべきか書かれた本で、スキルというより基本となる考え方や思想が書かれたものです。

一方で、「ウィンウィン(Win-Win)」はもともとは経済用語であると説明しました通り、もっとロジカルに考えることもできます。

論理的に関係を洗い出して、お互いの行動に対して利害関係を考える、そんな理論が「ゲーム理論」というものです。

「ゲーム理論」も経済分野から学問として発展した理論で、単にビジネススキルとして勉強するのもおすすめですが、どんな相手とどのようにウィンウィン(Win-Win)の関係を築けるかということを論理的に思考するのに役に立ちます。

特に、『ウィンウィン(Win-Win)だと思っていたけど一向に状況はよくなっていかない…。』なんて現実社会ではよくありますよね?

これは、お互いが合理的に選択した行動が、実際はルーズルーズ(Lose-Lose)の関係だったわけです。

人間社会ではなぜそのようなことが起きるのか?ということを理解できます。

現実問題への対応については【ナッシュ均衡とは?】WinWinを考えるにはゲーム理論が最適!という記事で紹介していますので、興味がある方はのぞいて見てください。

ただし、利害関係を理論的に数字の損得で扱いますし、人間の心理というものは考慮しません。あくまでロジカルな考え方を身につけるためのツールという位置付けです。

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4.さいごに

今回は人間関係における『ウィンウィン(Win-Win)の関係』について紹介しました。

実際問題としては、ウィンウィン(Win-Win)とは何かを知っていればできる、という類のものではないです。

本以外にもいくつか関連する考え方を紹介しましたので、あわせて読んでもらうと理解が深まるのではと思います。

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