【論理的思考と概念的思考とは】現代社会に必要なのは両方のバランス

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論理的な思考力が重要だというのは誰もが実感していることだと思います。

小学校でプログラミング教育が必修化されたのも、子供たちの論理的な思考力を養うことが一つの狙いですね。

ですが、実際の世の中は論理的に考えたところで実現解がないのがほとんどではないでしょうか?

論理的に相手を論破できたとしても、理屈上の話しだったり、正論を振りかざすだけでは世の中は変わりません。むしろ状況は悪化するだけかもしれませんよね。

重要なのは、そういった対立関係も含めた問題をどのように解決に導いていくか?という問題解決力です。

そこで論理的思考力とあわせて必要となるのが概念的思考力です。

対立関係という問題であれば、

  • 対立しあう関係でもお互いが共通して望んでいることは何か?
  • 対立が生まれてしまう背景には何があるのか?
  • 現状を打破するために必要なことはどんなことか?

このように具体的な物事を抽象的な概念に落とし込み、仮説を導いていくのが概念的思考(概念化思考)です。

理屈ではなく当事者の感情も考慮しなくてはいけないのかもしれませんし、今ある手段ではない全く別の方法が必要だと気づくことになるでしょう。

人間関係について書きましたが、商品の企画開発や製造現場など、どんなビジネスにおいても超重要な能力です。

そこで今回は、論理的思考と概念的思考について紹介したいと思います。

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論理的思考と概念的思考とは

論理的思考とは

論理的思考はロジカルシンキングとも呼ばれます。

ロジカルとは『論理的である』とか『筋が通っている』という意味。 

物事を具体的・網羅的に整理することで体型化し、そこから矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法です。

個人的な思いつきではなく、誰でも納得できるように曖昧さがなくなるというのがメリットがあります。

昨今、教育現場でもプログラミングが必修となっているのも論理的思考力を身につけるためという背景があるように、社会人としてまず身につけておくべきスキルとされています。

概念的思考とは

一方の概念的思考(概念化思考)は概念化能力(コンセプチュアルスキル)とも呼ばれます。

物事を抽象化して概念化する思考法です。

大まかな手順としては以下の通り。

  • 物事を体系化して抽象化する
  • 問題の本質を見出す
  • 新しい仮説を生み出す

網羅的でないと偏った仮説になってしまいますし、仮説となる解決策も具体的でないと意味がありません。

そういう意味では、論理的思考があることが前提になるスキルともいえますし、ビジネスでいえば管理職や経営者など立場が上になるほど重要とされています。

つまり、このようなスキルを持っていることが昇進などにつながるとも言えるわけですが、現代社会においては誰もが身につけておくべきスキルだと考えられます。

概念的思考が必要な理由

概念的思考が必要となる理由は、現代社会は論理的に物事を並べてみたところで、妥協案しか見つからないためです。

日本ではすでに多くの市場が成熟化し、さらに少子高齢化も進んでいくことから、今後は経済の右肩下がりとなることは明らかです。

右肩下がりの時代には、例え現状を論理的に整理していくだけでは問題は解決されませんし、曖昧さを無くしただけで確実に負のサイクルを生むだけです。

経済学のゲーム理論でいうところの『ナッシュ均衡』に陥いってしまうということです。

このような状況においては新しいルールやコンセプトが重要となり、本質を捉えた仮説を導く概念思考が必要となるわけです。

少子高齢化社会の日本という大きなテーマを扱いましたが、夫婦や家族関係とか職場の仕事でもなんでも当てはまることではないでしょうか。

概念的思考を身につけるには

概念化能力を身につけるにはどうすればよいでしょうか?

物事を体型的に抽象化するという手法については、実はプログラミングでも学ぶことができます。

そのようなプログラミングをオブジェクト指向と呼ぶわけですが、だからといってプログラミングを学習するというのはかなり遠回りですよね。

もっと日常的にできる内容を3つ紹介したいと思います。

目的思考になって『なぜ?』を問う

自分がやっていることが何なのかを知らない人はいません。

しかし、なぜそれをやるのか?を明確に答えられることは少なかったりします。

まずは取り組む問題について、一体なにを成し遂げようとしているのか?なぜそうするのか?なぜそうしたいのか?考えてみることです。

物事の捉える視点を増やす

物事を網羅的に洗い出すには、書き出してみることが手っ取り早いですが、もしかするとある一つの面だけしか見ていないかもしれません。

  • もっと俯瞰的に物事を捉える
  • もっと多角的に物事を捉える

それにはものの見方を変えてみる必要があります。

ものごとの本質を見る

情報が増え多次元化してくると、物事はもっと複雑に見えるかもしれません。

しかし、ある側面から表面的に見ていた段階と比べれば見えていなかったものが見えるようになっているはず。

ここで必要となるのは本質を捉えるスキルです。

重要なことは、ほとんどのことはノイズで重要なことは極端な話1割もないことです。

本来の目的に沿って余計なことは引き算の思考で省いていきましょう。

本質が捉えられれば、そこに対する新しい仮説が生まれてくるはずです。

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まとめ

今回は、論理的思考と同じく重要な概念的思考について紹介しました。

おおまかな概念化の手順は以下のとおりです。

  • 物事を体系化して抽象化する
  • 問題の本質を見出す
  • 新しい仮説を生み出す

論理的思考だけでは描けいない未来が見えてくる可能性があります。

ぜひ意識してみるとよいでしょう。