【役に立つ数字】知っておくべき数字の法則5選 と 応用方法とは?

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物事を「数字」で語れると説得力が出ますよね。

なぜなら『話す内容に信憑性がある』と相手に思ってもらえるから。

数字を上手に取り入れればビジネスのみならず生活のいろいろな場面で役立つものです。

そこで、この記事では「知ってると役に立つ数字とその法則」を5つ紹介したいと思います。

ただし、数字にこだわりすぎるのは本末転倒!使う数字の意味や背景をしっかり把握しておくことが重要です。

  1. 3の法則(Rule of Three)
  2. 7-38-55のルール(メラビアンの法則)
  3. 21日間の法則(インキュベートの法則)
  4. 37%ルール(最適停止規則)
  5. 72の法則と4%ルール

それぞれ何に関する法則でどのように役立つかわかりますか?

あわせて関連する書籍や参考記事のリンクもありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

役に立つ数字と5つの法則とは

【役に立つ数字】知っておくべき数字の法則5選 と 応用方法とは?

まず、今回紹介する5つの数字に関する法則が何に役立つのかをそれぞれ対応づけたものが下記のリストです。

  1. 3の法則(Rule of Three)・・・生活全般に役立つ法則
  2. 7-38-55のルール(メラビアンの法則)・・・コミュニケーションに関する法則
  3. 21日間の法則(インキュベートの法則)・・・習慣に関する法則
  4. 37%ルール(最適停止規則)・・・最適な選択に関する法則
  5. 72の法則 と 4%ルール・・・お金に関する法則

ビジネスや人付き合いに限らず、なるべく生活全般に役立ちそうなものをピックアップしてみました。

気になるところから読んでいただければと思います。

3の法則(Rule of Three)とは

まずはとても応用範囲が広い『3の法則』です。

『3の法則』とは、ざっくり言ってしまうと

物事を扱うときは1つでも2つでもなく”3つ”が大事。かといって4つや5つでは多すぎる。

要は、3がちょうど良い!ということです。

そもそもなぜ「3」なのか?というのは色々な理由がありますが、「安定する最小の数だから」と考えるとスッキリするのではないでしょうか。

2点でバランスをとるのは難しい
2点でバランスをとるのは難しい

上のイメージのようなシーソーを思い浮かべてみてください。

2つというのはバランスが取りづらいもので、どちらに重きを置くかも人によって異なります。場合によっては対立してしまうことも多いでしょう。

3点にすると安定する
3点にすると安定する

一方で、カメラの三脚のように3点あると地面がどんなに凸凹でも安定します。社会でも3権分立でバランスを取っていますよね。これが4つ以上だとまたバランスを取るのが難しくなります。

3の法則の代表例①『3つの密』

もはや共通語になった「3つの密(3密)」も3の法則の例といえるでしょう。

集団感染防止のために避けるべきとされる『密閉』・『密集』・『密接』。もっと細かく定義すれば5つの〇〇とか、感染防止10箇条とかあるかもしれませんが、上手く『3つ』にまとめると覚えやすいし、使いやすいですよね。

標語やルールなんかでも3の法則はよく使われます。

ちなみに『3密』は英語圏では下記のように『Three Cs・3Cs』というように3の法則は万国共通。

  1. Closed spaces with poor ventilation.
  2. Crowed places with many people nearby.
  3. Close-contact settings such as close-range conversations.

3の法則の代表例②『スティーブ・ジョブズ氏のプレゼン』

もう一つ『3の法則』のわかりやすい事例として有名なのは、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏のプレゼンスタイルでしょう。

ジョブズ氏のプレゼンが人を惹きつけるポイントはいくつもありますが、そのうちの1つは「ジョブズ氏が挙げる要点は必ず3つ「Rule of Three(3の法則)」に基づくものだということです。

3の法則の使い方とポイントと注意点!

どんなシーンでも「3の法則」は使えますが、使い方として重要なのは「3つ目の選び方」です。

他の2つの延長線上のものというのでは意味がなく、関連するけれど別の軸のものであると上手くバランスがとれます。

例えば、ビジネス用語の『3つの視点』(視点、視野、視座)は正に3の法則に則ったもの。そして、3つの視点で物事を見るということは『3の法則』で物事を捉えるということとも言えます。

3つの視点については、【3つの目】捉え方が変われば世界が変わる。重要な3つの視点3選!という記事にまとめていますので参考にしてみてください。

とはいえ、

「その根拠は次の3つです」と言われて、なんとなく信じてしまわないように注意しましょう。

ちまたには、3つ目のポイントが単に1つ目や2つ目を言い換えただけということも多々あります。

7-38-55のルール(メラビアンの法則)とは

次に紹介するのは『7-38-55』という数字。これは『コミュニケーションスキル』に関連してよくでてくる数字で『メラビアンの法則』とも呼ばれています。

メラビアンの法則は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した概念です。

『相手とコミュニケーションをとる際、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか』を検証したもので、具体的には下記の通りであると示されました。

  • 言語:7%
  • 聴覚:38%
  • 視覚:55%

言語、聴覚、視覚それぞれの割合から『7-38-55』となっていることがわかります。

『人は見た目が9割』といわれる根拠

コミュニケーションの要素を「言語」と「非言語」で分けて見てみれば、「人は見た目が9割」とも言える根拠になります。

見た目(非言語コミュニケーション)の効果

『言葉』以外の要素である『非言語』は、声のトーンや大きさ、ボディランゲージや見た目の印象といったものが含まれ、これらは「ボディランゲージ」や「非言語コミュニケーション」、「ノンバーバルコミュニケーション」とも呼ばれます。

『見た目』や『ボディランゲージ』の効果が大きいということはそれをテーマとしたTED動画の視聴回数が多いことでもよくわかりますね。

『ボディランゲージが人をつくる』というテーマのこちらのプレゼン動画はTED公式サイトで6000万回、YOUTUBEで1900万回の再生回数です。TED動画の中でもTOP3に入るくらいポピュラーです。

次のTED動画は『ルックスだけが全てじゃない』というタイトルですが、見た目の印象はとてもパワフルだということが前提となっています。こちらも3600万回再生と、TEDの中でも超メジャーな動画だと思います。

見た目を改善するには

「見た目は重要」ってことですが、コミュニケーションという観点でいえば「立居振る舞い」や「身だしなみ」に気をつけ改善するということが一番。

シーンに適した清潔感のある身だしなみを心がけ、整えるだけでも与える印象が全然違ってくるのでぜひ試してみてください。

21日間の法則(インキュベートの法則)とは

3つ目の法則は『習慣』に関するものです。行動心理学では『インキュベートの法則』という名でよばれています。

インキュベートの法則は『21日間継続した事は習慣化する』ということ。

何か習慣化したい事を『21日間』続けていれば、それは顕在意識から潜在意識へ移行し行動が習慣になって定着していくというものです。

ただし、この『21日』という数字には諸説あります。

まぁ「個人差とか習慣化する行動によるでしょ!」と思いますよね。

習慣化に必要な日数は21日説と66日説

ロンドン大学のフィリパ・ラリー博士が行った研究によれば、習慣は平均66日(約2ヶ月)の継続が必要であるという結果もあります。

個人差もあるのであまり数字にこだわる必要はないのですが、何か新しいことを始めるときや教えるときは、

  • 「違和感を感じずにできる」ようになるまで21日。
  • 「習慣として当たり前にする」には66日もかかる。

と覚えておくというのがおすすめです。

37%ルール(最適停止規則)

37%ルールは『最適停止問題』の答えとなる数字です。

最適停止問題とは、特定の行動をとる最適なタイミングを選択決定する数学の問題。 例として秘書問題が挙げられる。最適停止問題はベルマン方程式₍₎の形で記述されたり動的計画法を使用して解かれることがしばしばある。最適停止問題は、統計学、経済学、数理ファイナンス、オペレーションズ・リサーチなどの分野で応用されている。

wikipediaより引用

わかりやすい問題としては、物件を何件見たら購入すべきか?、何人目の交際相手で手を打って結婚すべきか?という問題と言うとイメージしやすいのではないでしょうか。

この数字を現実問題にそっくり当てはめて考えることはナンセンスですが、こういった思考法は役に立ちます。

37%ルールの応用方法

現実問題としは数学のような正解となる数字が決まるわけではないですが、物事を選択したり、判断したりする際に一つの指標として応用できます。

参考記事>>>【最適停止問題とは?】優柔不断でも迷わず決断できる簡単な方法!

72の法則 と 4%ルール

最後に大事なお金に関する法則です。

「72の法則」とは、「複利」で資産運用した場合にもとのお金が2倍になるような年利や年数を簡単に求められる法則です。

72の法則の使い方

「72÷金利≒お金が2倍になる期間 (年) 」※近似値というものです。

複利効果は人類最大の発明

「複利効果は人類最大の発明」とは20世紀最大の物理学者と言われる天才・アインシュタインの言葉です。複利効果を活用しない手はないですよね。

4%ルール

もう一つお金に関して重要なのは「4%ルール」です。

年間支出の25倍の資産があれば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方です。

アメリカのトリニティ大学の研究をもとに1998年に発表された「Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable(=リタイア後の貯蓄:持続可能な引き出し率の選択)」という論文がベースになっています。

この『4%ルール』に従えば、年間支出が仮に200万円なら、6,000万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生きていくことができるというもの。

経済的自立して早期リタイアし、労働に縛られることなく生きるFIREの基本的な指針になります。

まとめ

今回は数字に関する法則を5つ紹介しました。

  1. 3の法則(Rule of Three)・・・生活全般に役立つ法則
  2. 7-38-55のルール(メラビアンの法則)・・・コミュニケーションに関する法則
  3. 21日間の法則(インキュベートの法則)・・・習慣に関する法則
  4. 37%ルール(最適停止規則)・・・最適な選択に関する法則
  5. 72の法則・・・お金に関する法則

これらを意識しておけば普段の生活の中で役立つものが必ずあると思います。

ぜひ積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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