オセロは「覚えるのに1分、極めるのに一生」と言われるように、ルールは至ってシンプルなのに奥が深く、思考力を鍛えることができるゲームです!
そこでこの記事では、子供の思考力を身につける方法として「オセロ」がおすすめである理由やその効果について紹介します。
我が家は子供が幼稚園の頃から親子でオセロ対決して遊んでいたのですが、そんな経験も踏まえ、子供にオセロを教える方法やコツなんかも紹介したいと思います。
ちなみに、子供に限らず大人も思考力を鍛えるのにうってつけですよ!
子供の思考力を鍛えるには?家庭内の教育がまずは大事!
子供が幼稚園や小学生になると
- 何か習い事をさせた方がいいのか?
- 何をやらせたら良いのか?
と考える方も多いと思います。
オセロから習い事の話し??と思ったかもしれませんが、藤井聡太さんの活躍で今流行りの将棋と同じ分野と思えば、イメージが湧くのではないでしょうか。
隙間時間があれば何か習い事をさせないと心配になってしまい、週に3つも4つも詰め込んでいる親御さんもいらっしゃいます。
プロの方に正しい指導を受けるというのは確かに必要なことですが、まだ本人もその道を志している状態ではないのであれば、続ける必要があるのかよく考えて見た方がよいのかもしれません。
何よりも過程内の練習(予習/復習)が重要
そもそも、勉強でもスポーツでも音楽でも何であれ、何かを習得するには、家庭内での練習(予習/復習)がなければ、なかなか身につくものではありませんよね?
ましてや、
- 学校で教わる/教わらないことの勉強時間として塾に通わせる
- 小学校でも必須科目になる英語やプログラミングを週に1、2時間習わせてみる
こういったスタイルは、何年間も継続していれば確かに効果はあるでしょうが、多大なコストをかけるのに見合っているとは思えません。
とは言っても、子供が家で勉強なんてしないし、親である自分もそんなに面倒見てる時間なんて無い!というのが実情ではないでしょうか。
では、どうすれば家庭内でも教育ができるようになるの?というのは親子共に難しい課題だと思います。
家庭内の教育は親である自分が学ぶ姿を見せること
そこで、我が家で実践しているのは、勉強でもスポーツでも音楽でも自分が率先して始めてみる!というものです。
なぜなら、今の時代、何かを習得してスキルアップしていくというのは子供だけが必要なことではなく、親である自分自身にも必要なことでもあります。
親が学び成長していくことを体現しながら子供に波及させていく、というのがおおまかなイメージです。
子供と一緒に親もチャレンジできるネタは今回紹介するオセロ以外にもあります。
当サイトでは楽器演奏やプログラミングなんかも親子ではじめてみることを提案しています。興味がある方は楽器を始めるならウクレレがおすすめな5つの理由!や【親子で学ぼう!】家庭で身につけるべきプログラミングスキルとは?といった記事ものぞいて見てください。
思考力を鍛えるのにオセロがおすすめな3つの理由!
家庭内の教育に取り組む題材として適しているポイントは次の3点かと思います。
- 自分が勉強して得た知識を教えられる
- 子供自身が成長を実感できる
- 親子や家族で一緒に楽しむことができる
そこでおすすめなのがオセロなのです!自分自身もそうですが、子供の思考力を鍛えるのに最適です。
特にオセロが良い題材であるいくつかの理由を3つ紹介します。
オセロがおすすめな理由①:ルールがわかりやすく子供も大人もすぐに始められる
冒頭でも記載しましたが、オセロは「覚えるのに1分、極めるのに一生」という遊び。
将棋や囲碁ではそうはいきませんが、オセロは小学生にもなれば大体の子は遊ぶことができるようになれます。(実際、息子が通う小学校には全学年の全教室に一つずつオセロのセットが用意されていました!)
親が子供に教えてあげることができますし、その時点から親子でも子供同士でも一緒に遊ぶことができます。
オセロがおすすめな理由②:1ゲームにかかる時間が短くて済む!
オセロは8×8のマスが白/黒の石で埋まったら終了です。置いた石は動いたり、無くなったりしないので、対局が数時間に及ぶようなことはありません。(公式ルールでも一人持ち時間15分です。)
一方、将棋の場合は相手から獲った駒を使えたりするので、決着がつかなければ永遠と続いてしまいます。
学校なら休み時間に遊べますし、自宅で遊ぶ場合でも、夕飯の支度が終わるまでの間、とか、お風呂上がりに3試合、無理なく継続できます。
大人もちょっと空き時間に気分転換しながら集中力を高めるのに最適ですよ!
オセロがおすすめな理由③:誰でもある程度強くなることができる
オセロの戦い方を学べば、小学生であっても大人を負かすことができるようになります。ましてや小学生同士であればほぼ無双状態になります!
我が家の例としては、
- 家庭の中の隙間時間などを使って親子で遊んでいるうちにオセロが強くなる。
- 小学校など子供の世界で自分の成長を実感し自信がつく。
このサイクルを継続していくうちに家庭内の習慣というのが形成されていきました。
小学3年生の今ではコンピュータとの対戦や本、インターネットなどで自分で学習するまでになり、今の実力としては、
- Nintendo switch「世界のアソビ大全51」のリバーシで最高レベル(やばい)のCPUに勝てる
- ネットのオセロゲームの中級のコンピュータに勝てる
といったレベル。
ネットのオセロゲームは登録の必要もなくブラウザ上で遊べますので、一度試してみてもらえればと思いますが、結構強いですよ!?
また将棋なんかにも言えることですが、人生観をも育むことができます。
オセロは序盤/中盤/終盤の戦い方に分けられますが、日常のある状況について、オセロで例えるとどういう局面でどう対処するべきか、といったことを伝えたり、考えさせたりすることもできるようになります。
オセロはメジャーではありますが、あくまで遊びの一つと捉えている人が大半だと思います。一方で、ギャンブル性のあるゲームとは違い、あくまで戦略と思考力をベースとしたものですので、遊びながら地頭を鍛えることができます。
もし小学校のクラスでオセロが超強い子がいたら、『なんか賢い子っぽいな』と思ってしまいますよね?
半分は本当、もう半分は先入観によるものですが、そのように見られることも、子供自身の自信と向上心につながります。
オセロが強くなるのに必要なこと
オセロは、ゲームでもネットでも手軽に始められますがやみくもに戦っているだけでは、まぐれでしか勝てません。
オセロ盤は持っておく方が良い
オセロ盤はあった方が良いです。
理由は、定石という定番の棋譜(打ち手)を覚えたり、別の打ち手にしたらどうか?など、オセロ盤があった方がじっくりと勉強できるためです。
コンピュータ相手やネット対戦だと、どの局面でどのように打てばよいかなど検証しにくいですよね。
子供がまだ幼稚園生といってもルールを覚えて遊ぶことはできます。
我が家の場合、6×6マスなどのマスの数が少ないオセロ盤を幼稚園でもらってきたのがきっかけでした。
お子さんが小さいうちは、マスが少なかったり、キャラクターものの方が飽きないで続けられるように思います。
オセロの教科書で勉強する
こちらもネットで調べていけばタダで勉強できますが、やはり勉強の基本は「教科書」です。
「強くなるオセロ」は小学生低学年の子供でも読んで勉強できるわかりやすさなのでおすすめです。そして大人でもちゃんとオセロの基礎を勉強できます。
教科書を読んで理解できた分、オセロの実力があがってると実感できるようになります。そのとき、「学校の勉強も同じだよ」と教えてあげれば、学校の勉強に対する意識や取り組み方も少し変わってくると思います。
ちなみに、さらに上のステップを目指すには「現代オセロの最新理論」がおすすめです。こちらは漢字も多く小学生が読み進めるのには難しいところがあります。でも『強くなるオセロ』を理解した後であれば、盤面の図解から読み解くことができるようになります。
ゲームとして楽しむ
定期的に親子で勝負したり、ネットのオセロゲームでコンピュータと戦ってみたりして遊びましょう。
「オセロ ブラウザ」でGoogle検索すれば、アプリも必要とせず無料で遊べるゲームがたくさん見つかると思います。コンピュータのレベルは様々なので、いろいろ試してみて子供の実力にあったものを探してあげると良いと思います。
オンライン対戦ができるものもありますが、相手の実力次第では痛い目にあいますので、当分の間は手を出さない方が無難です。
また、Nintendo switchを持っているなら「世界のアソビ大全51」もおすすめです。オセロ以外にも思考力を鍛えるゲームがたくさんありますので【親子で遊ぼう】世界のアソビ大全51(任天堂SWITCH)の魅力とおすすめゲームという記事も参考にしてみてください。
オセロの教え方
現在僕と子供の実力が対応くらいになってしまったので、教え方というほどのものではありませんが、我が家がたどった道のりを紹介します。
オセロのルールの教え方
オセロのルールは実際にオセロ盤を使って実践しながら教えればすぐに理解できると思います。
全く経験がなかったり、幼稚園生に教えるのであれば、我が家のように6×6マスなど少しマスを小さくしてみるのもありです。
オセロの勝ち方の教え方
子供やオセロ初心者の方は序盤から自分の石を多く取ろうとします。
この戦法は後々になって大逆転されてしまうので絶対によくないのですが、親子で対戦する場合は、子供をコテンパンにやっつけないようにしましょう。序盤からどんなに勢いよく立ち向かっても後で返り討ちにあう経験ばかりだと、くじけてしまいます。
そして、さきほど紹介した本(強くなるオセロ)を用意して一緒に読み進めてみましょう。序盤は『1石返し』や『中割り』を狙う、中盤は『X』や『C』には打たない、終盤は『偶数空きのマス』には先着しない、といった最低限のポイントを押さえるだけで戦い方は全然変わってきます。
この時点で子供同士の対戦なら負けないくらいの実力になりますし、子供自身も強くなった実感が沸き自信がつくと思います。
あとは子供の実力、理解度にあわせてできる限り『常に子供よりはちょっと強い親』であるように子供の成長にあわせて自分も勉強しましょう。
もし子供が自分で『強くなるオセロ』を読み進めて勉強するようになったら、あっという間に逆転されてしまうかもしれませんよ!?
さいごに
今回は、家庭内の教育の導入としてゲームであるオセロを紹介しました。
ぜひ、オセロを親子ではじめてみてはいかがでしょうか?