これからウクレレをはじめようとなると、まず必要になるのが『ウクレレ』本体。
【ウクレレのはじめかた!】誰でも必ずできるようになる手順という記事で解説していますが、今回は我が家の愛用機『Famous(フェイマス)のFS-5』の紹介をしたいと思います。
Famous(フェイマス)FS-5は、かれこれ親子で10年間に渡り使い続けておりますが、結論を先に言ってしまうと、初心者の最初の1本には最高のウクレレ!と断言します。
- これからウクレレを始めたいと思っている
- はじめてのウクレレ選びで迷っている
- 定番のコスパ重視が安心
入門用のウクレレとしてフェイマスが定番である3つの理由
楽器屋さんで『ウクレレをはじめたい』と伝えればほぼ間違いなくオススメされるのが『Famous(フェイマス)』。
それだけウクレレ入門用の定番なわけですが、まずはその理由は以下の3つです。
- Famous(フェイマス)は半世紀以上のロングセラーを誇る国産老舗ブランド
- Famous(フェイマス)の位置づけは入門用のスタンダード
- Famous(フェイマス)の特徴は弾きやすさと品質の高さ
順番に解説していきます。
フェイマスは半世紀以上のロングセラーを誇る国産老舗ブランド
フェイマスは国産のウクレレメーカー『キワヤ』のブランドです。
1955年に製造を開始したFamousウクレレは、国産のウクレレとして半世紀以上のロングセラーを誇る老舗ブランドです。
60年を超える歳月の中でFamousウクレレは弾きやすさ、音色のこだわり、強度等の改良を重ね、初心者の方から長くご愛用いただきたい方まで、老若男女多くの方にお使いいただいております。
引用元:1919年創業のウクレレ専門店キワヤの公式サイトより
そんなわけで国産ウクレレブランドの定番なのです!
他の代表的な楽器であるピアノやギターでいうと「ヤマハ」的な存在でしょうか。
車でいうと「トヨタ」です。(あくまで個人的見解です。)
Famous(フェイマス)の位置づけは入門用のスタンダード
キワヤには『Famous(フェイマス)』の他にも『LUNA』、『F』、『KIWAYA』と国産ブランドを展開しているのですが、その中でもFamousはスタンダードな位置付けです。
Famous(フェイマス)は本格的な楽器メーカの入門モデルになります。
Famous(フェイマス)の特徴は弾きやすさと品質の高さ
スタンダードであって、際立った個性というようなものはありません(キッパリ)。
その分、
- 弾きやすさ
- 品質の高さ
が特徴です。
何事も「癖があって使いにくいもの」や「ケアが必要でデリケートなもの」で練習するのは、効率が悪いしモチベーションは続きません。
後半のレビューで詳しく解説しますが、フェイマスのウクレレは出荷時からちゃんと調整されているので、買ったときから、そのまま良い音できます。
ですので、これから楽器をはじめてみようという大人の方にうってつけです!
FamousのFS-5/FS-5Gのレビュー!
それではここからは我が家の愛機FamousのFS-5を中心にレビューしていきます。
まずFamousのウクレレといっても、キワヤさんの公式ページをのぞいてみると50件以上の商品がラインナップされて迷ってしまいますが、その中でソプラノサイズの人気No1が『FS-5G』です。
ソプラノサイズって何?という方は【はじめてのウクレレの選び方&買い方】初心者にはFamous(フェイマス)がおすすめ!を参考にしてみてくださいね。
FS-5(FS-5G)の見た目:綺麗な木目と光沢塗装の仕上がり!
まずはフェイマスFS-5の見た目です。
ヘッドの『Famous』というブランド名がとってもおしゃれ!ってわけもなく、、指板のポジションマークもシンプルでいたって無難な見た目です。
WEBや雑誌の写真で見ると他のブランドウクレレと比べて地味な印象ですが、実物を手にすると綺麗なハワイアンコアの木目にツヤ塗装されていて、落ち着いた上質感があります。
また、フレットの処理などの細部の仕上がりの品質も良くて所有欲を満たしてくれます。
FS-5(FS-5G)の音色:ハワイアンコア材によるウクレレならではの音!
FS-5の本体はハワイアン・コア材という木材が使用されていて、それが『ウクレレならではの音』になっています。
こちらはキワヤ商会さんによるFS-5の紹介動画です。
FS-5(FS-5G)の弾きやすさ:弦を押さえやすい弦高管理!
『弦高』とは指板と弦の間の空間のことです。
フェイマスは一番おさえにくい1Fがちゃんと押さえやすいよう、ナットの刻みを1本ずつ調整されていたり、弦高に影響するサドルもそれに合せて厳密に調整されています。
我が家は買った時のままの状態で10年間使い続けています!
FS-5(FS-5G)の品質:むしろコスパが良いほど高品質!
FS-5は2万円以上と決して安いモデルではありませんが、もうかれこれ10年使っているもののリペアが必要になるような不具合は一切ありません。それにますます鳴りが良くなってきていると実感します。
最初に子供用に買った安ウクレレはペグがダメになり、とっくに引退しました。
FS-5 / FS-5G / FS-1の違いとおすすめの買い方!
FS-5本体の仕様を整理するとこんな感じ。
- 形状:ソプラノウクレレタイプ
- 材質:ハワイアン・コア材合板
- フレット数:15フレット仕様
- ペグ:ストレートタイプ
- 弦:クリアナイロン(マロン弦)
- 価格:2万5,000円前後
ここからは、同じフェイマスのシリーズの中でも少し仕様の違う別の人気機種もあるので、FS-5との違いや買い方を紹介します。
FS-5 と FS-5G の違い:ペグの仕様
実は人気No1となっているの『FS-5G』で、我が家で使っているのは『FS-5』。
最後に”G”がつくモデルとつかないモデルがあるのですが、その違いは弦を巻きつける『ペグ』の仕様です。
ペグの違いについては【はじめてのウクレレの選び方】ペグはソプラノウクレレならストレートタイプがおすすめで解説しています。
慣れればなんてことはないのでこの記事の通りストレートタイプの方をすすめていますが、心配性な母親にはFS-5Gを勧めました。
どちらでも好みで構いませんが、”すこし安めの『FS-5G』を見つけたー”と思って買ったら『FS-5』だった。。。ということがないよう注意してください。
FS-5 と FS-1 の違い:ウクレレ本体の材質
FS-5/FS-5Gの他に人気のモデルとしてFS-1/FS-1Gがあります。
この違いは、本体の材質によるものです。
- FS-5/FS-5G:ハワイアン・コア材
- FS-1/FS-1G:マホガニー材
マホガニーはギターなどでもよく使われる材質で価格もリーズナブルです。
FS-1はFS-5と比べると1万円も安いのですが、ウクレレは木材製品のため、この材質の違いで価格が変わっているだけで品質や機能などに差はありません。
FS-5はちと高いかな、、と感じた方は、FS-1/FS-1Gにするのもおすすめです!
買うときは入門用のセットで買うのがおトクで安心!
初心者の方が初めてウクレレを買うのであれば、一式セットになっているものを買うのが良いです。
ウクレレ本体に加えて、ケースや予備の弦、チューナー、教則本、ストラップ、スタンド、などなどいろんなセットのものがあります。
とりあえず、『本体』と『ケース』、『チューナー』付きの3点がそろっていれば重宝しますが、あとは本当におまけのようなものなので、それほど気にしなくてもよいと思います。
まとめ
今回は国産ウクレレブランドFamousの中でも人気No1の定番ウクレレ『FS-5/5G』について紹介しました。
まず初心者の方にフェイマスをおすすめするのは『定番』だから。
- Famous(フェイマス)は半世紀以上のロングセラーを誇る国産老舗ブランド
- Famous(フェイマス)の位置づけは入門用のスタンダード
- Famous(フェイマス)の特徴は弾きやすさと品質の高さ
FS5/5Gのレビューで長々と書き連ねてきましたが、10年間使ってみた感想を要約すると、
『安心感』
この一言に尽きます。
皆さんもFamous FS-5(FS-5G)でウクレレはじめてみてはいかがでしょうか?