家庭を持ち、子供が幼稚園に通う頃になると、いよいよ生活の拠点としてマイホームを構えることが目標となってきますよね?
マイホーム購入は、人生最大の買い物なんて言われますが、高額で後戻りできないからこそ妥協できずに身の丈以上の物件を選んでしまいがちです。
しかし、マイホームを所有することはゴールではありません。
マイホーム購入から5年経った私は、マイホームとは『自分と家族の生活をより豊かに発展させていく為のライフスタイルのベース』だと実感しています。
というのは、資産を築いていく為の「お金」や、生活にかかる「労力」、「時間」というのは、住居の違いによって圧倒的な差が出るからです。
そこで今回は、「お金」「労力」「時間」というコストを自分や家族に充てる、そんなシンプルライフを目指す上で重要なマイホーム購入について紹介したいと思います。
1.これからの時代や環境変化に適応するにはシンプルなライフスタイルが重要
ライフスタイルとは、生活の仕方・生活様式のことです。
そのライフスタイルは次の3つの生活の基盤の上に成り立っています。
①衣食住環境
②家庭の経済状況
③心身の健康状態
これら3つの基盤が整っていると安定した毎日を過ごせると思いますよね。
ただ一方で、これからの時代変化や環境変化により生活基盤が安定であり続ける保証は全くありません。
誰でも10年後の未来のことを予想できる人はいないのですが、予期せず『ライフスタイルがガラッと一変してしまった』というフレーズはよく見聞きするものです。
昨今のコロナ禍における生活様式の変化というのがわかりやすい例ではないでしょうか。
私はむしろ、時代変化や環境変化にも対応できるライフスタイルが重要だと考えています。
それには変化に順応できるようライフスタイルはシンプルにしておくというのがポイントになります。
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2.シンプルライフに適したマイホームの条件はコンパクトさ
シンプルなライフスタイルには、どっしりとガチガチに固めていくのではなく、柔軟で変化に強い、そんなマイホームが理想ではないでしょうか。
では、安定していながらも柔軟なマイホームとはどういったもので、どうしたら良いのでしょうか?
私は以前に一戸建?分譲マンション?賃貸?『分譲マンションがおすすめな理由と実際に住み比べてわかったメリット』について記載していますが、5年前に地方の駅前一等地マンションを購入しています。
実際にマンションを購入し生活している上で感じたポイントである「お金」「労力」「時間」の観点でマイホーム購入のポイントを紹介していきます。
3.コンパクトなマイホームのメリットは3つ
それでは具体的に「お金」「労力」「時間」の3つの観点でメリットを紹介します。
3−1.メリット1:お金を節約できる
一番のメリットはお金です。
人生最大の買い物と言われる住宅費用こそ、支出を抑えることができれば、その分のコストは、その後の生活のために充てることができます。
マイホーム購入時のポイント:できる限りローンを抑えること
支払い時点の出費が大きくても、ローンの負担が少なければマイホームでの新生活でも貯蓄をする余裕が生まれます。
また、毎月の出費が抑えられていれば、手間や労力となるものをお金で解決してしまい、時間をつくることもできます。
ローンの支払い額の目安としては、マイホーム購入のために頭金を準備していた頃と同じ勢いで貯蓄ができる程度を指標にしてみると良いのではないかと思います。
前提としては、家庭から頭金を捻出できる体質をつくっておくことが必要ですが、これさえ出来ていれば、あとは頭金はしっかりと用意し、できる限りローンを抑えるのみです。
我が家のケースでは、賃貸のままでいるよりもローン支払い額の方が安いくらいです。
また今の新築マンションの機能やインフラ設備のおかげで、冷暖房などの光熱費や通信費なども低額になり、生活を楽に、快適にしながらお金がかからなくなるという好循環が生まれています。
実際、住宅ローン控除が終了となる10年後にはローンを完済できる計画でいるのですが、そうすると、
利息分の総支払額 < 住宅ローン控除の総受給額
ということになっています。
つまり、ローンを組んだ結果、わずかですが儲けが出るということです。
感覚的には、自分好みで快適な住居を賃貸より安いランニングコストで住みつつ、資産化しているという感じです。
さらにさらに、ローンを完済できる資金計画があるのであれば、それ以上の資金は貯蓄ではなく投資にまわすことができます。
3−2.メリット2:日々の労力を省ける
日々の生活やメンテナンスに労力がかかるようなことはなるべく避けたいです。
その労力はずっと続きます。若い今のうちは苦ではなくても、だんだんとストレスになってくるものです。
ローンが大きいと住居のクリーニングやメンテナンスなんかも自分でやって費用を浮かそうしてしまいがちですが、ものによっては専門の業者に頼んでしまったり、定期的に買い直したりする方が、時短になりますし経済的だったりすることもあります。
マンションでは、外に露出する面が少なくなりますので、窓の掃除や外壁の手入れは少なくて済みます。
他にも宅配ボックスによる荷物の受け渡しやセキュリティなど、一戸建てに比べると圧倒的に手間がかからないです。
その分のエネルギーは自分や家族の趣味や勉強、運動などに充てることができます。
ポイントはなるべく駅近の中住戸を選ぶこと
角部屋ではなく、低層階でも高層階でもなく、なるべく真ん中の住戸を選びます。
外壁面が上下左右の住戸によって囲まれていれば掃除やメンテナンスの手間が省けます。
エネルギー効率が高く光熱費の節約にもなりますし、中住戸は物件の価格自体も角部屋や高層階に比べて割安になりますのでコスト低減にも繋がります。
また、なるべく駅近を選ぶようにします。
通勤や買い物、通学が便利であれば家族みんなに恩恵があります。
少し余分に歩けばいいだけだしと思いがちですが、駅近の一等地かそうではないかで資産価値としての差も大きくなっていきますので重要なポイントです。
3−3.メリット3:時間が生まれる
手間を省けるということは、時間を生むという効果もあります。
結局はこの時間が一番大事です。
心身の健康のためにはリフレッシュや休息時間も必要です。
また、お金もあり元気であっても、日々時間に追われるような生活を送っていては、現状を変化させたり、新しい何かにチャレンジしたりすることができません。
ポイントは、めんどうな家事をお金で解決
マンションによっては、ゴミ出しや廊下の清掃作業を業者に委託していたり、コンシェルジュさんがいたりする場合もあります。
もちろん管理費としてコストがかかりますが、日々の手間を省けるというのは大きいポイントです。
また、宅配ボックスがあるマンションは多いと思います。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、シンプルなライフスタイルの重要性とマイホーム購入のポイントを紹介しました。
シンプルライフの効果を発揮するには、まずは若干でも良いのでお金にゆとりを持てる状態にしておくことです。
そのためには、節約する習慣が重要です。
次になるべく手間がかからない物件を選びます。
あとは、生まれてくる時間を自分たちに還元していきます。
お金・労力・時間、このサイクルが循環すると、安定した日常生活を送りながらも、多少の環境変化にも柔軟なライフスタイルが整っていくのだと思います。