寒くなってくると活躍するアウターの定番といえば “フリースジャケット” 。
ほんとの厳寒期となると”ダウンジャケット”に軍配があがるし、メインのアウターにはならないと思うかもしれません。
ですが、フリースをミッドレイヤーとしてインナー使いすると肌寒くなる秋口から厳寒期の真冬、そして暖かくなってくる春までずっと使い続けることができるアイテムになります。
さらに、インナー使いしやすいフリースジャケットは動きやすいので部屋着にも最適!
そこで今回は、アウトドア系ミニマリスト御用達のフリース素材の活用法とおすすめのフリースジャケットについて紹介したいと思います。
インナー使いするフリースジャケット
フリースジャケットというと、生地が厚手でシルエットがゆったりとしたアウターを思い浮かべるかもしれません。
しかし、フリースの特徴(強み・弱み)を理解するとフリース素材のウェアをインナーに使うのもアリ!と納得できると思います。
冬の衣類はなんといってもかさばるし、服を少なくしたいミニマリスト志向の方には特におすすめです。
フリースジャケットの特徴
ふわふわで柔らかな肌触りが一番の特徴ですが、
- 保温性が高い
- 通気性がある
- 軽くて丈夫
- 簡単に洗濯できる
- 安価
などメリットがたくさんあります。
一方で、通気性があるため風には弱く、濡れると重くなり保温力も低下。防寒着といっても雨風には弱く、そもそもかさばるなど結構短所も目立ちます。
風を通さないように裏地を付けた防風タイプのフリースジャケットもありますが、メチャクチャ乾きが悪くなったりとやはり万能ではありません。
インナー用フリースジャケット
フリースはもともとアウトドアシーンで重宝されていたわけですが、アウトドアでの用途なら雨風を凌げることはMUST。
そんなときはどうするか?というと、
マウンテンジャケットのようなアウターシェルによって雨や風を防ぎ、保温力を維持します。
このような重ね着の考え方を“レイヤリング”と呼び、フリースはアウターシェルのインナーとして着れば、高い保温力などのメリットを保ちながら欠点も補うことができます。
(※正確には、アンダーウェアが本当のインナー。アウターとの中間に着るフリースは”ミドルレイヤー”になります。)
フリースジャケットの選び方とおすすめのブランド
寒い時や雨風が強い時はマウンテンジャケットなどのアウターを羽織るという前提なら、ちょっとタイトめなシルエットのフリースを選びましょう。
アウトドアブランドのフリースは機能性も高く、シルエットもカッコイイものが多いので、秋口や春ならアウターとして活躍し、さらに雨風の心配がない屋内なら日常的にあったかい部屋着として活用できます。
ちょっと値が張るものもありますが、丈夫で着回しが効く分、長年愛用していくことでコスパは良くなるのではと思います。
パタゴニア(R2ジャケット)
まずは、フリースの生みの親でもあるパタゴニア。
タウンユースのアウターとして有名なのはカジュアルなモデルの「レトロXジャケット」ですが、アウトドア用の高い機能性をもつハイエンドモデルに「Rシリーズ」があります。
Rシリーズで特に有名で人気なのがR2ジャケット。
R2ジャケットは比較的毛足が長めなので、保温性は抜群。
メイン素材はポーラテック・サーマル・プロ。ポーラテック社史上最高の暖かさというだけでなく、かさばりや重量感もありません。
そして、可動域である肘~脇にかけては、より通気性・伸縮性の高い素材(ポーラテック・パワー・グリッド)が使用されていて、動きやすいですね。
大変過酷な環境下で登山をするガチのクライマーたちも、「R2ジャケット」の愛用者が多いといわれており、暖房の効いた屋内の部屋着には、完全にオーバースペックといってしまって良いのですが、、その分、暖房を抑え薄着でいられます。
それほど寒さが厳しくないならR1ジャケットがおすすめ。冬場に運動するときなんかにも役立ちます。
こちらは女性用。
ザ・ノースフェイス(マウンテンバーサマイクロジャケット)
もうひとつ万人向けのおすすめは、やはりノースフェイス。
マウンテンバーサマイクロジャケットは、外出着としても部屋着としても使えるまさに本記事で紹介している内容にぴったりのウェアです。
素材はバーサマイクロというノースフェイス独自のフリース素材で、生地は薄めでR1ジャケットのようなライトなフリースですが、コスパの良さが魅力的です。
タイトめで外見もかっこいいし、部屋着としても使いやすい一着だと思います。
まとめ
今回は寒いときの定番ウェアであるフリースジャケットについて紹介しました。
フリース素材の持ち味である保温力は、ミドルウェアとしてアウターの下に着ることで一番効果を発揮します。
機能性の高いあったかいインナーや雨風をしのげるコンパクトなアウターシェルとの組み合わせによって、季節や天候、屋内外を問わず、かなり身軽に過ごせるのではないかと思います。