唐突ですが、あなたが英語を勉強する目的って何でしょうか?
いろんな目的や理由があると思いますが、身につけた英語力を活かして日常の生活を豊かにできるようになれば誰だってうれしいですよね!(あわせて継続的な英語スキルの維持、向上ができればなおのことです。)
そんな活きた英語を身につけていきたい方におすすめなのが『TED』を活用した勉強法です!
特にTOEICである程度のスコア(700〜800点くらい)を持っている方なら実践してもらうと効果的です!
といっても、TEDは英語の教材とは違ってプレゼンテーマが専門的だったり、プレゼンターの英語にクセがあったりと、難易度は様々です。
そこで今回は、TEDの活用方法と最初に見るべき動画を併せて紹介したいと思います。
TEDが英語学習に効果的な3つの理由
TOEICスコアが7〜800点くらいの方であれば、
- 英語ニュースを聞いてなんとなく理解できる
- 英字新聞を読んでなんとなく理解できる
くらいのレベル感だと思います。
ちゃんと内容を理解しようとすると、じっくり読んだり、何度も繰り返し聞き直したりする必要があります。
できなかったことは反復して練習しないとできるようにはなりませんが、時事ネタは日々内容が更新されていくので、繰り返し練習していては日々の更新スピードについていくことができません。
これでは、せっかく時事ネタを題材にしているメリットがなく勿体無いですよね。
かと言って、洋書や洋画は楽しんだり勉強する題材としてはまだハードルが高いというのが実情ではないでしょうか?
TEDのプレゼンテーションは、そんな時事ネタと洋書・洋画の中間くらいの位置付けになり題材として丁度良いのです。
特に、学生と違って自由に使える時間が限られている社会人にこそ効果的だと思いますので、その理由を解説していきます。
理由1:難易度や長さがちょうど良い!
TOEICの問題でも実感されていると思いますが、何をテーマにしているかがわかっているのとそうでないのとでは理解度が全然違いますよね。
また、時間も1テーマ10分前後です。1日に1つや2つ視聴するのに丁度良い長さですし、同じプレゼンを何度も繰り返し視聴するのにも適した長さと言えます。
そして、ネイティブの日常会話と違って、文法やスピードなどわかりやすいものです。
実感として、TOEICスコアが700点以上あるくらいならなんとなく理解できるかな、という感じです。
知らない単語や理解できないことも多いですが、スクリプトや日本語訳も読めるのでその都度勉強することもできます。
TEDは社会人が通る「TOEICのための勉強」をした後の実践編としてうってつけなのです。
理由2:生の英語に触れることができる!
TEDのプレゼンは英語で行われますが、プレゼンターは世界各国の方です。母国語が英語ではない人や少し話し方に癖がある人まで様々です。
丁度、TOEICのリスニングにあったイギリス英語かアメリカ英語といった違いを現実の実践レベルにしたものと実感できます。
実際のビジネスでは、きれいなネイティブの英語に触れる機会の方が少ないですよね?
これからはますますアジア圏や中東の方とコミュニケーションする機会が多くなりますし、「ジャパニーズ英語」でも「ネイティブ英語」でもない、「世界で使われうるあらゆる英語」を比較的きれいな状態で聞くことができるのがTEDのメリットにもなります。
理由3:英語以外のモチベーションにも繋がる!
なにより、重要なのがこの理由3です!
カテゴリーも科学、教育、ライフハック、・・・様々ですし、自分の興味があるテーマや、ためになるノウハウを得ることができるのです。
TOEICの例文をいくら読み返していてもたいくつしてしまいますが、TEDの場合は内容そのものが自分にとって新しい発見となりますので、日々高いモチベーションで視聴することができます。
TEDで英語学習する際の注意点:TOEIC対策としてはおすすめしません!
そんなTEDを、多くのサイトではTOEIC対策としておすすめしていることがありますが、筆者はTOEICの対策をするのであれば、非効率だと考えています。
TOEICの勉強段階はシンプルにTOEICに特化した方がよいというのが経験からの持論です。
というのも、TOEICのスコアが7〜800点くらいまで上がってくるとTEDも楽しめるようになってくるというのが実感としてありますが、それでもわからない言い回しや知らない単語はかなり多いのです。
つまり、TOEICのスコアに関係しない知識やスキルが必要になってきてしまうので、TOEICとしては余計な勉強が増えてしまうということです。
それもそのはず、TOEIC® Testsは、
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
TOEIC公式サイトより引用
です。
学術的な用語や最新のノウハウなどを扱うことは絶対にありませんよね?!
同じ理由で、TOEIC対策に洋画や洋楽を使うのも効率が悪いと思っています。
(もちろん800点後半から900点以上を目指すのであれば、勉強法も違ってくると思いますし、私には未知の領域のためここでは言及しません。)
逆に、もしまだ700点未満という方であれば、まずは700点や800点を獲得しておいてからの方が効率的だと思います。
その理由やTOEICの勉強方法は、【目標スコア700点】社会人のTOEIC対策におすすめの勉強法、TOEIC目標スコア800点の勉強法として紹介していますので参考にしてみてください。
TEDによる英語学習の英語力以外の効果
これは、さきほど紹介したTEDがおすすめな理由3「モチベーションを保ちながら勉強を続けることができる」による効果とも言えます。
英語力以外の効果:生活に役立つ新しい知識を身につけられること
例えば、筆者は別のウクレレの記事を書いていますが、TEDによって、趣味(楽器演奏)についての知識を深め、ブログで紹介することにつながっています。
ビジネスで英語を使わなくても、英語によって海外の情報に触れ、自身の生活や興味に関わる知識を深めるというライフスタイルを築くこともできます。
また、生活全般に役立つ動画は【TEDで英語学習】社会人のスキルアップに役立つおすすめ動画5選!で紹介しています。
英語学習のために最初に見るべきTED動画
それこそ膨大なプレゼンテーションが存在しており、いろんな方がおすすめのプレゼンを紹介しています。
私も、いくつかのカテゴリーでおすすめがありますが、今回は、本記事に関係するプレゼンを2つだけ紹介したいと思います。
英語学習の最初に見るべきTED動画1:「30日チャレンジ」
このプレゼンは、30日間何か新しいことをやってみれば〜という比較的簡単な内容のものですが、ユーモアがあり、もちろん学びも多くおすすめです。
時間も3分27秒ととても短いので、よく英語学習用に紹介している方も多いと思います。
ぜひこの動画から「TEDで英語学習を30日チャレンジ」してみてはどうでしょうか?
英語学習の最初に見るべきTED動画2:「新しい言語を学ぶ秘訣」
このプレゼンはタイトル通り、「英語の学習法を英語で学ぶ」ことになります。
プレゼンターのリディア・マホヴァさんによると、新しい言語を習得するのに特別な才能や「言語に秀でた遺伝子」なんて要らないのだそうです。役立つ4つの原則と言語学習を楽しむ方法を教えてくれます。
筆者の場合は、TEDでこのような新しい知識を得ることを楽しんで英語学習している、ということですね。
さいごに
今回は、TOEICの勉強は一段落したという方に向けて、身につけた英語を生活に活かしながら英語学習を継続する方法「TEDによる英語学習」を紹介しました。
みなさんも、英語学習を楽しみながら生活の質を向上させる新しい学習習慣にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、今回は英語学習におすすめの動画を紹介しましたが、生活全般に役立つ動画も【TEDで英語学習】社会人のスキルアップに役立つおすすめ動画5選!で紹介していますので、気になった方は合わせて視聴してみてください。