【3つの目】ものごとの見方で世界が変わる!? 重要な視点3選!

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「3つの目(3つの視点)で物事を見ることが大事」とはよく聞く言葉ですよね。

その理由は、同じ出来事であっても

『見方・捉え方が変われば、結果も異なる』

からです。

つまり、物事を『どのように見るか』で世界が変わる!ということです。

多くの視点を持つことは仕事の成果周囲からの評価はもちろん、自身の学び成長人生観にだって影響するものです。

いわゆる「パラダイムシフト」が起こります。

パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。

ウィキペディアより引用

そこで今回は、特によく使う重要な「3つの目(3つの視点)」を3つ紹介したいと思います。

重要な3つの視点
  1. 視点、視野、視座
  2. 虫の目、鳥の目、魚の目
  3. 我見(がけん)、離見(りけん)、理見の見(りけんのけん)

これらの3つの視点は、時と場合によっていろんな言い方や使い方があるので、それぞれの違いも含めて解説していきます。

目次

3つの目(3つの視点)とは?

【3つの目】ものごとの見方で世界が変わる!? 重要な視点3選!

今この記事をご覧になっている方は、『3つの目』や『3つの視点』といえばなんとなくコレかな?というものが頭に浮かんでいるかもしれません。

ですが、冒頭に説明したように、3つの目(視点)といっても様々なものがあります。

今回は特に重要な『3つの目(3つの視点)』を紹介したいと思います。

代表的な「3つの目(3つの視点)」とは

今回紹介するのは下記の3つです。

  1. 視点、視野、視座
  2. 虫の目、鳥の目、魚の目
  3. 我見(がけん)、離見(りけん)、離見の見(りけんのけん)

3つともご存知でしたでしょうか?

また、例えば、視点、視野、視座という横の軸で見たときの違いはある程度想像できるかもしれませんが、1、2、3という縦軸で見た時、それぞれの違いは明確でしょうか?

こういった “ものごとの見方・捉え方” はまさしく3つの視点ですね!

3つの視点が3つ??とは少しややこしいですが、、共通しているポイントを1つ紹介しておきます。

『3つ目』の視点が重要

そもそも、なぜ『3つの視点』はたくさんあるのでしょうか?

それは、物事に対して『3つ目』まで考えたり意識するということが他人と差がつくポイントになるということです。なかなか意識しないとできないことだとも言えますね。

2つまでというのは誰にでも理解できるものです。例えば、大/小、白/黒、勝ち/負け、自分/相手、etc…といったように、要は反対のことを考えればよいのです。

というわけで、これから解説する3つの視点も3つ目を特に意識するのが大事です。

もう一つの理由は『3の法則』によるものです。

3の法則はスティーブ・ジョブズ氏がよく使っていたことで有名ですね。

数字やその法則について知っていると何かと役に立ちますので、3の法則って??という方や興味のある方は【役に立つ数字】知っておくべき数字の法則5選 と 応用方法とは?という記事も参考にしてみてください。

『視点』『視野』『視座』とは

まずは一番代表的な3つの視点である、『視点』、『視野』、『視座』を紹介します。

視点とは:注目している場所のこと

視点とは:注目している場所のこと
視点とは:注目している場所のこと

視点とは、自分が『どこ(点)』を見ているか、ということです。

上の写真だと自然と『月』に目がいくと思います。写真の中でどこを見ているかというのが視点です。

『視点』の使い方としては、

  • 視点が鋭い/鈍い
  • 視点が同じ/異なる

などがあります。

何かの出来事に対して、その事実の「どの部分」を見るかで解釈は変わってくることがあります。

視点は一番の基本であり、多数の視点を持つというのも大事です。

視野とは:見えている範囲のこと

視野とは:見えている範囲のこと
 視野とは:見えている範囲のこと

視野とは、自分が『どこまで(範囲)』見えているか、ということです。

上の写真は、一つ前の写真と違って『月』以外にもいろんなものが目に入りますよね。それは見ている範囲が広くなっているためです。

『視野』の使い方は、

  • 視野が広い/狭い
  • 視野を広げる/狭める

など。

たくさんの視点を持つには視野を広げる必要があります。

視野が狭ければ最適な選択はできませんよね。

視座とは:どこから見るかという立場のこと

視座とは:どこから見るかという立場のこと
視座とは:どこから見るかという立場のこと

視座は、『見ている場所』のことで、特に立場の高さ/低さを指します。

今までの写真は地球上のどこかから撮影したものでしたが、今回の写真は宇宙から地球と月を見たものです。

もちろん、視点や視野も変わっていますが、地球上に立っている人には見えない全く違う世界が見えるようになります。

『視座』の使い方は

  • 高い視座/低い視座
  • 同じ視座/異なる視座

昇進したり出世するのに必要なのは、この『視座』です。

上部の意向に沿って高い目標を達成するというのは、『視点の高さ』や『視野の広さ』無くしては成し遂げられないのは確かですが、それはデキる部下という位置付けです。

一段階役職を上れるかどうかは、上司や経営者の立場となって物事を考えられるか?が差になります。

視座を高めるのにおすすめの本:キングダム

中国の春秋戦国時代を舞台にした『キングダム』(原泰久・作)は、漫画ですがビジネス書としても人気で話題になりました。これはセールス上の戦略だったとも言えますが、リーダーシップや強い組織とは何かといったビジネスに応用できるネタが満載です。

そして、秦の始皇帝や大将軍から100人将まで、見ている世界がそれぞれどのように違うか、その視座の違いが結果にどう影響をもたらすかというのは一貫して描かれているのではないかと思います。

実際のビジネスにおいても、「自分の視座をどれだけ高められるか」という熱いマインドにさせてくれるのでおすすめです。

『虫の目』『鳥の目』『魚の目』とは

次に紹介する3つの視点は、『虫の目』、『鳥の目』、『魚の目』です。

視点、視野、視座は「どこから(WHERE)」「何を(WHAT)」見るかという内容だったのに対して、虫の目、鳥の目、魚の目は、「どのように(HOW)」見るかというように解釈できます。

虫の目とは:物事を詳細(ミクロ)に見ること

虫の目とは:物事を詳細(ミクロ)に見ること
虫の目とは:物事を詳細(ミクロ)に見ること

虫の目は、虫の世界のようなミクロな視点で物事を見るということです。

細かな違いを具体化して着目することになります。細かな違いに気づき対応できることは基本的なスキルになります。

まずはどれだけ細かく丁寧な作業ができるかというのが肝心ですね。

下の『月』の写真は一番最初に載せたものですが、「月の表面の形状」や「まわりの小さな星がたくさんあること」など、改めて気づけることが多いことがわかると思います。

鳥の目とは:全体を俯瞰(マクロ)して見ること

鳥の目とは:全体を俯瞰(マクロ)して見ること
鳥の目とは:全体を俯瞰(マクロ)して見ること

鳥の目は、鳥のように上から全体を俯瞰して物事を見るということです。

抽象化したり、傾向を大局的に捉えるようにします。

ある視点の細かいことだけを気にしていてはキリがないものです。もっと優先度が高い重要な課題が他にあるかもしれません。また、実は同じような課題が別のいろんなところで起きているかもしれません。

一度俯瞰してみることで、より重要な仕事、より影響が大きい課題に取り組むことができるようになります。

魚の目とは:時間軸で状況の流れを見ること

魚の目とは:時間軸で状況の流れを見ること
魚の目とは:時間軸で状況の流れを見ること

魚の目は「潮の流れを読む」ことにちなんだ言葉で、意味は、時代や市場の流れを読むことです。

そのときの状況だけでなく、過去、現在から未来を予測することになります。

これは問題の未然防止だったり成果の最大化につながります。

『視点』『視野』『視座』の3つの目と同様に、こちらも3つ目の『魚の目』が重要なポイントです。

『鳥の目』で物事を俯瞰しながらも実際に目の前にある出来事を『虫の目』を使って丁寧に対応していくこと仕事の基本ですが、仕事の『重要度』や『緊急度』、『難易度』というものは時事刻々と変わっていきます。

この流れを捉えられるかどうかは『魚の目』が必要になってきます。

虫の目、鳥の目、魚の目を持つのにおすすめの本:スタンフォード大学で一番人気の経済学入門

まず「視点の多さ」や「視野の広さ」、「視座の高さ」が必要になってきますが、その上で、ミクロ/マクロに見たり、トレンドを分析するといったスキルが必要です。

そこで、うってつけなのが経済の見方を勉強することです。

経済学には、ミクロ経済学、マクロ経済学の二つがありそれぞれを学んでいけば、どのように経済の流れを読むかというスキルが養われます。

『我見』『離見』『離見の見』とは

最後に紹介する3つ目の視点は、我見(がけん)、離見(りけん)、離見の見(りけんのけん)です。

室町時代に能を大成させた世阿弥が能楽論書「花鏡」で述べた言葉で、良い芸と悪い芸を見極めるために使われる視点です。

我見(がけん)とは:自分から客席を見る視点

我見とは、「自分の立ち場」、「主観」で見るということです。『我見』だけでは良い芸にはならないとされています。

これまでの様々な視点を駆使しても、独りよがりの主観では共感されませんよね。

離見(りけん)とは:客席から舞台を見る視点

離見とは、相手の視点のことで、客観視のことです。

我見の反対の意味になります。

離見の見(りけんのけん)とは:自分が客席にいるつもりで舞台の上の自分を見るという視点

離見の見は、役者が観客の立場になって自分を見ることなのです。

ちょっと難解で人によって解釈も様々なようですが、客観的に全体を俯瞰した中で自分の振る舞いを見ることです。

現代風のキーワードとしては、メタ認知(自分のことを客観視すること)と同じと解釈できます。

離見の見(メタ認知)を身につけるのにおすすめの本:メモの魔力

世阿弥が残した著作『風姿花伝』は、「能」を「ビジネス」、「観客」を「マーケット」、「人気」を「評価」と現代ビジネスに置き換えて読むことができます。

古典なので、原文のものはわかりにくいですが、NHKの人気番組「100分で名著」で解説されている内容は読みやすくおすすめです。(番組自体もおすすめです。)

また、メタ認知と解釈とすれば、人気の『メモの魔力』も参考になります。

まとめ

今回は特にビジネスシーンで有用な『3つの目』、『3つの視点』をキーワードに、

  1. 視点、視野、視座
  2. 虫の目、鳥の目、魚の目
  3. 我見(がけん)、離見(りけん)、離見の見

を紹介しました。

もし、自分に不足している視点が見つかったのであれば、きっとこれからの人生に役に立つスキルになると思います。

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