マウンテンジャケット(マウンテンパーカー)は「防塵性」「防水性」「保温性」に優れたアウトドアでも定番のアウターウェア。
デザインもシンプルでタウンユースとしても使えることから年中活躍するベーシックな1着になります。(ミニマリスト志向の方ならマストアイテムではないでしょうか!)
でも、各ブランド(ザ・ノースフェイス、パタゴニア、・・・)がさまざまなバリエーションを揃えているので、どれを選べば良いか迷ってしまうと思います。
そこでこの記事では、
- マウンテンジャケットの特徴
- シーズン・シチュエーションごとの使い方
- お手入れの方法などの注意点
を紹介したいと思います。
また、上記を踏まえおすすめするマウンテンジャケット3選がこちら。
- ドットショットジャケット[ザ・ノース・フェイス]
- ワバシュジャケット[コロンビア]
- バーサライト ジャケット[mont-bell]
マウンテンジャケット(マウンテンパーカ)とは
『マウンテンジャケット(マウンテンパーカ)』はアウトドアウェアとして基本となるアウターウェアです。
オールマイティなアウターウェアである
アウターに求められる主な機能は以下の4つがあります。
- 防水性
- 透湿性
- 防寒性
- 防塵性
なぜマウンテンジャケットがベーシックになるのか?というと、これらの4つの性能を全て兼ね備えているためです。
ただし、ジャケットごとに性能に偏りがありますので完全にオールマイティーというわけにはいきません。
逆にいうと、
アウターシェルの基本:レイヤー構造
まず押さえておかなければならないのはアウターウェアの構造です。
マウンテンジャケットに限らず、アウトドア用のアウターは『レイヤー構造』になっています。
「メンブレン」と呼ばれる防水透湿性の素材が中核になっていて、その表や裏に別の生地を張り合わせたりコーティングをすることで形成されています。
これには2層 / 2.5層 / 3層 といったバリエーションがあって、一般的には層(レイヤー)が増えるほど強度や重量が上がりますが、価格も高くなっていきます。
そして何より性能や価格に大きく作用するのが防水透湿性素材です。
防水透湿性素材の代表はゴアテックス
『ゴアテックス』という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、『ゴアテックス(Gore-Tex)』はアメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する防水透湿性素材のこと。
ゴアテックスの性能は
- 耐水圧数45,000㎜以上
- 透湿数13,500g/㎡・24hrs以上
とされていますが、ガチの雪山登山などにも耐えうる品質のため、性能はかなり高いといえます。
アウトドア専用でなければ、【耐水圧数10,000㎜以上、透湿数10,000g/㎡・24hrs以上】程度あれば、アウターとしての基準は満たしていると考えて良いでしょう。
おすすめはメーカー独自素材の2.5層ウェア
Gore-texを採用したアウターはそれだけで最低3万円〜と少し値が張ります。ノースフェイスなんかのウェアだと5万円〜になってきます。ただし、タウンユースで着る場合は完全にオーバースペック。
そこでおすすめなのはメーカー独自素材のウェアたち。
メーカー独自素材の特徴は、ゴアテックスに比べてコストが抑えられていることが多く、各社も独自素材をウリにしていて有名ブランドのものであれば性能的に問題ありません。
- ザ・ノースフェイス:HyVent
- パタゴニア:H2No
- コロンビア:OMNI-TECH
また、3層は防水透湿性は最高レベルで厚みもあるので丈夫。ただ素材が多い分、重く、比較的かさばります。
シーズン・シチュエーション毎の使い方
マウンテンジャケットは1年を通じてコレ1枚でOKとはいきませんが、シチュエーション毎の使い所を押さえているとオールシーズン(春・夏・秋・冬)で活用することができます。
春シーズンの活用法
春は風が強い季節です。気温も上がらない日もあって結構肌寒い日が多いですよね。
マウンテンジャケットは風を通さないので、春は一番最適な季節でしょう。
夏シーズンの活用法
夏は普段使いするシーンではありませんが、アウトドアやキャンプなどに出かけたくなるシーズン。専用にアウターを用意する必要もなく、いつものマウンテンジャケットを1枚携帯しておけばOK。
2.5層くらいの軽量なジャケットは丸めて持ち運んでもそれほどかさばりません。梅雨時期や夏でも突然の雨をしのぐことができますし、夜冷えてきた時にさっと羽織ることもできます。
秋シーズンの活用法
秋はタウンユースでもアウトドアでもいつでも羽織っていられますので、機能面だけでなく、ファッションとしても活用できる季節でしょう。
冬シーズンの活用法
保温性の高いインナーやフリースなどのミドルウェアを部屋着として着回せば、おうち生活が快適になるし、ちょっと外出する程度なら冬でもマウンテンジャケットを羽織るだけで十分だったりします。
また、厳寒期であればダウンジャケットなどの防寒着の方が保温性に優れているのは間違いありませんが、ダウンやフリースは風を通してしまうので、風が吹いているシーンでは熱を逃がしてしまうことになります。
また、ダウンやフリースは雨にも弱いですね。
雨風があるなら、ダウンやフリースの上にマウンテンジャケット羽織ることで弱点を補強するように対応できます。
お手入れ方法などの注意点
防水性があるからといって濡れたままにしておくと裏生地のコーティングが加水分解でボロボロになったりしますので、湿気の多いところに入れっぱなしにしないように気をつけておく必要があります。
また、表面の汚れによって防水性や透湿性が低下してきます。
かといって洗濯機で普通に洗っても洗剤の成分が撥水性を低下させてしまう可能性も。丁寧に洗う必要があります。
洗い方はウェアごとの取り扱い表示を確認し、その内容に従うようにしましょう。
おすすめのマウンテンジャケット(マウンテンパーカー)
先ほど解説した内容を踏まえて我が家でも定番のマウンテンジャケットを紹介します。
ザ・ノースフェイス:ドットショットジャケット
ノースフェイスのドットショットジャケットはアウトドア用防水ハードシェルの定番!
素材にはHyVent(ハイベント)の2.5層を採用。冷気を遮断しながら、高い防水透湿性も確保し、軽量でしなやかな着心地が特徴です。
メンズ、ウィメンズ、キッズそれぞれラインナップされているので、我が家では家族みんな持ってます。
キッズ用のドットショットジャケットは、シルエットはほぼ大人用と変わりありませんが、フード部分にリブが入っていたりして作りはキッズ用の方が丁寧な印象です。
コロンビア:ワバシュジャケット
ドットショットジャケットの同性能でさらにコスパが良いのがコロンビアのワバシュジャケットです。
ドットショットジャケットは袖周りがゆったりめで重ね着しやすいですが、ワバシュジャケットは比較的タイトなシルエットです。細身の方はこちらの方がスッキリ着れると思います。
mont-bell:バーサライトジャケット
mont-bellは圧倒的にコスパが高いです。
素材は『ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス』。重さも134gと軽量。ウィンドブレーカー感覚で持ち歩きできます。
まとめ
今回はアウトドアウェアとしても定番のマウンテンジャケットについて紹介しました。
レイヤー構造の特徴を理解しておけば季節に対応した着こなしができると思います。
また、今回のようにアウトドア用品を上手に活用すれば、日常をもっと快適・便利にできます。【ミニマリストの日用品】日常生活に便利なアウトドアグッズ25選!という記事も参考にしてみてください。