節約をして支出を抑えたいと思った時に気になる”飲酒代”。
食費や交際費に紛れている家計もあると思いますが、総務省の統計によれば、家計に占める飲酒代は年間17,000円だそうです。(2人以上の家庭)
この金額は、全くお酒を飲まない家庭も含んだ平均値であるため、お酒を飲む習慣のある人の支出はもっと大きいことでしょう。
お酒の種類や量によって金額は変わるのでお金の節約効果というのは人によって異なると思いますが、1週間で1人1,000円程度としても、2人以上の家庭なら年間ざっと10万円です。
この支出を抑えることができれば、家計の節約にとって大きいですよね。
でも、ただ我慢して禁酒・節酒するというのは辛いだけです。(というか、あまりうまくいかないものだと思います。)
それよりも、お酒を飲む以上のメリットを体感しながら、減らして行くのがポイント。
というのも、飲酒しない習慣を作ることで得られるメリットはお金だけではありません。
- 圧倒的な時間が生まれる!
- ポジティブになりストレスに強くなる!
- 本当にお酒を楽しめるようになる!
このようなメリットを実感できると、飲酒の時間や飲酒代も次第に減っていくものです。
20代の頃は晩酌が習慣だった我が家も、30代で徐々に減っていき、今は家でお酒を飲むという習慣はほぼなくなりました。それでもお酒自体は好きだし、我慢しているということもありません。
他にも飲酒をやめたことで得られるメリットは多々ありますが、禁酒・節酒に成功した後でしかメリットを感じられないものは、つい先送りしてしまったり、断念してしまうものだと思います。
そこで今回は、お酒を飲まない習慣のメリットや節酒方法について紹介したいと思います。
飲酒をしない習慣の3つのメリット
昔からお酒は百薬の長なんて言われていますが、実はたばこ同様に『百害あって一利なし』という調査報告もあるようで、最近は「酒は百薬の長」はもはや時代遅れという見解もあるようです。
でも『お酒を飲まないなんて人生楽しくない』『ストレスの解消になるので精神的な健康にも良いはず』という意見はあると思います。
個人的には、本当に”百害あって1利なし”だったとしても、飲酒量を完全に0にしようとは思っていません。だって美味しいし、楽しいですもんね。
なので、『お酒は最大限に楽しむのだけど、飲酒の量や頻度は最低限にする』というのが理想的な状態と言えます。
なんか矛盾しているのでは??と感じるかもしれませんが、要するに、
惰性でお酒を飲まない!
ということです。
そうすると、冒頭でも紹介した以下の”飲酒しないことのメリット”を得ることができます。
- 圧倒的な時間が生まれる!
- ポジティブになりストレスに強くなる!
- 本当にお酒を楽しめるようになる!
圧倒的な時間が生まれる!
本来、お酒を飲む時間は”楽しいもの”であるはずです。
ただ、お酒というのはその特性上、惰性が生まれます。絶対。
もし晩酌が習慣というのなら、それはほぼ惰性だといってもよいかもしれません。
というのも、実はお金よりも貴重な “時間” を無駄にしているかもしれないのです。
飲酒後はアルコールにより集中力は低下し、そもそもなにかをしようという気が起きなくなってしまいます。また、やることは全て終えてからお酒を飲んでいたとしても、睡眠は浅くなり、睡眠の質が低下してしまいます。
その日の仕事や家事が終わった後、お酒を飲む代わりに別の何かをする時間に充てたら1日1,2時間くらい確保できるのではないでしょうか?
これは、忙しい現代社会において、相当貴重な時間でしょう。
お酒の効果と相まってだらだらとスマホを眺めて時間を浪費してしまうとかもありますよね。
この毎日の小一時間はめちゃくちゃ貴重です。
年間で365時間もあれば、人生に何か変化を与えることだってできるはず。
ポジティブになりストレスに強くなる!
もし、日中の溜まったストレスをその日の夜にお酒を飲んで解消、という毎日を繰り返していても一向に改善することはありません。
むしろ、飲酒量が次第に増えていってしまうリスクだってあります。
圧倒的な時間があるのならば、何か仕事に役立ちそうな知識やスキルを習得するために使ったり、筋トレだとか何か自分が成長できると感じられることに時間を費やしてみましょう。
なんだったら浮いた飲酒代を使ったって良いでしょう。
何か成長につながることに時間やお金を充てる、いわゆる”自己投資”です。
物事をポジティブに取り組むようになれば、脳内でドーパミンやオキシトシンといった人を幸せな気分にするホルモンが分泌され、ストレスホルモンであるコルチゾールが低下、結果として、ストレス耐性がつきます。
その他にも、睡眠の質も向上し、内臓の調子が良くなり、肌荒れを改善できたり、体重が減ったり、といった副次効果もあります。
これらは全て自分の自信につながり、その頃にはお酒を飲んでその日を終えてしまうのは勿体ないと感じられるようになることでしょう。
本当にお酒を楽しめるようになる!
お酒は一滴たりとも飲まないということを推奨しているわけではありません。
主張としては、
惰性でお酒を飲まない!
ということです。
惰性で飲んでしまう習慣から脱却できれば、むしろ純粋にお酒とその時間を楽しむことができます。
まとめ
飲酒代を節約すれば、家計によっては年間10万円単位の節約効果が見込めるでしょう。
ただ、お金を目的としてお酒を我慢するのは難しいし、辛いだけ。
それよりも、飲酒しないことで得られるメリットを活かしましょう。
- 圧倒的な時間が生まれる!
- ポジティブになりストレスに強くなる!
- 本当にお酒を楽しめるようになる!
重要なことは、無駄にしていたかもしれない時間を、自分が何か成長を感じるものを主体的に取り組むということではないかと思います。
そうすることで、飲酒をしない習慣(惰性でお酒を飲まない)が身につき、好循環が生まれてくるように実感しています。