【pythonの環境構築】Windows・Mac・Linux共通の簡単な方法!

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pythonの環境構築をする方法はいくつかありますが、今回はWindows、Mac、LinuxどのOS環境でも共通でお手軽な方法を紹介したいと思います。

環境構築とは、pythonを勉強したり、開発したりできる環境を整えることです。

Pythonのプログラミングに必要な開発環境が整っている状態
  • pythonがインストールされている
  • 必要なパッケージを追加でインストールしたりバージョンを管理できる
  • pythonのプログラムを書いたり実行できる

具体的に今回紹介するのは「miniconda」、「pip」、「vscode」を導入する方法になります。

OSに依存しない方法は、後々調べ物があったときにも知りたいことが見つかりやすく、汎用的に使えるスキルが身につきます。

こんなかたにおすすめの記事です
  • これからpythonの勉強をはじめたい!
  • pythonを使えるようにして実際に触ってみたい!
  • 会社や学校とプライベート用のパソコンでOSが異なる!
目次

pythonの環境構築とは

【Macにイチからpythonを導入する手順!】所要時間は30分

pythonを勉強しようと思ったら、まずプログラミングができる開発環境を整える必要があります。

パソコンさえあればOSはWindows、Mac、Linuxどれでも大丈夫。全部無料です。

プログラミングの開発環境とは、主に以下の3つを整えプログラミングができる状態にすることです。

Pythonのプログラミングに必要な開発環境が整っている状態
  • pythonがインストールされている
  • 必要なパッケージを追加でインストールしたりバージョンを管理できる
  • pythonのプログラムを書いたり実行したりできる

pythonの開発環境を構築する3ステップ

今回は紹介する開発環境を構築する方法は、

  1. Minicondaによるpythonインストール
  2. pipによる必要なパッケージのインストールとバージョン管理
  3. VSCodeによる統合開発環境化

です。

この方法はMacに限らず、Windows、LinuxどのOSでも同じ方法で同じ環境がつくれます。

それでは3つを順に解説していきます。

pythonのインストール方法:Miniconadaを使ったやり方

例えば、macのPython開発環境の構築方法を探して見ると主に3つの方法が紹介されています。

  1. Homebrew + pyenvを使った方法
  2. anacondaを使う方法
  3. 直接pythonをインストールする方法

「mac限定」でみれば①が主流っぽいですが、その理由はmacのパッケージ管理ツールであるHomebrewを使うと便利だからというものです。

しかしこの方法はmacに依存した方法になります。

そこでおすすめなのはMiniconda(Anaconda)を使用する方法です。

ただし、2020/3以降anacondaは商用利用では有償化されています。業務用途ではanacondaを使えないという場合には【Macにイチからpythonを導入する手順!】所要時間は30分という方法も参考にしてみてください。

Minicondaとは

そもそも『anaconda』とはデータサイエンティスト向けのpythonパッケージを含んだパッケージマネージャの様な物です。

そのため、沢山のツールがインストールされてしまうため、3GBの容量を使用してしまったり、プラットフォームに予めインストールされている実行ファイルとの競合を起こす事があります。

『miniconda』は、anacondaからそれらのパッケージを除外し、pythonの簡単なインストールとパッケージマネージャが主な機能となります。

Minicondaによるpythonのインストール方法

公式サイトからMinicondaのインストーラをダウンロードします。

Windows、Mac、Linuxそれぞれのインストーラが準備されていますので、使用するOSのものを選びます。また、Python versionはPython 3系を選びましょう。

Minicondaのインストールファイルがダウンロードできたらインストーラを実行してMinicondaをインストールすればpythonをインストールできます。

パッケージ管理方法:pipを使ったやり方

Minicondaにはcondaというパッケージマネージャというパッケージを管理する機能が入っていると説明しました。

Condaとは
パッケージのインストールや環境整理などを行うためのプログラム。conda promptという画面からcondaコマンドを入力することで様々な命令を実行できます。

pythonのパッケージとは

pythonで数値計算や統計解析、画像処理などをやろうとすると、多くは公開されているオープンソースの『パッケージ』を利用することになります。

外部からのパッケージを使っているPython環境で利用できるようにするには、Python環境にパッケージをインストール・アンインストールできるパッケージ管理機能を使います。

condaで管理できるとお手軽なのですが、インストールできるパッケージはanacondaで管理されているものに限られます(よっぽど事足りますが)。

もしconda以外の方法でパッケージをインストールするとconda環境と競合を起こしてしまうこともあります。

そこで、Minicondaはあくまでpythonの導入とpython自体のバージョン管理に使い、パッケージのインストール・管理はpythonのパッケージ管理機能である『pip』を使います。

pipとcondaの違い

pipもcondaと同様にPythonのパッケージを管理するためのツールになります。Minicondaを使用してpythonをインストールすれば、pipは使えるようになっています。

pipはpythonの機能であるため、anacondaにも依存しませんし、もちろんOSにもよりません。

pipのインストール方法については【Macにイチからpythonを導入する手順!】所要時間は30分という記事の中で紹介しているので、参考にしてみてください。

pipの使い方

pipを使うことでPythonパッケージを簡単にインストール・管理することが出来ます。

現在入っているパッケージを調べたい場合は

pip list

パッケージをインストールしたいなら

pip install パッケージ名

といったコマンドで追加パッケージを導入することができます。

VSCodeをpythonの統合開発環境にする

Visual Studio Code(VSCode)はmicrosoft製のエディタ兼IDEです。

IDE(統合開発環境)とは

IDE(Integrated Development Environment)はプログラム開発に必要なソフトウェアを一つに組み合わせ、同じ操作画面から統一的な操作法で利用できるようにしたものです。

VSCodeは無償で使える軽くて高速なエディタですが、pythonプログラムの実行、デバッグやPython拡張機能のインストールによるカスタマイズなども可能です。

他のプログラム言語もサポートしていますし、他の言語に興味がでてきたとしても簡単に試してみることができます。

VSCodeをインストールする

公式サイトからインストーラをダウンロードします。

インストールはダウンロードしたインストーラーを実行してインストールを開始するだけです。

さいごに

今回はpythonの導入方法について紹介しました。

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