車をお使いの地域や利用シーンによっては、シーズン毎に車のタイヤを履き替えることがある方もいると思います。
でも、タイヤの履き替えって結構面倒ですよね。
特にマンション暮らしの方は、履き替えた後のタイヤの保管場所も問題になるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが『オールシーズンタイヤ」。
オールシーズンタイヤに変えてしまえば、面倒なタイヤの履き替えや保管が要らなくなり、経済的にもお得です!
ただ、興味はあるけど「安全性は大丈夫?」「燃費が落ちるのでは?」などといった心配があると思います。
そこで今回は、実際にオールシーズンタイヤを3年間使い続けてみた感想と効果について紹介したいと思います。
- タイヤを変えるのが面倒と感じている
- いつもタイヤの保管場に困っている
- 車は安全性と経済性を重視している
- オールシーズンタイヤが気になっているが、実際どうなのか心配
オールシーズンタイヤとは?
「オールシーズンタイヤ」とは、一年を通して使用できる全天候型のタイヤのことです。
性能としては、夏用タイヤと冬用タイヤのちょうど中間というものですが、オールシーズンタイヤならではの『メリット』と『デメリット』があります。
車の用途や利用シーンを踏まえてしっかりとメリ・デメを把握しておくことが大切です。
オールシーズンタイヤのメリット・デメリットとは?
メリットはだいたいどこで調べても以下の3点にまとめられます。
- 夏、冬の2シーズン分のタイヤを購入するより安く、交換費用も不要で経済的
- タイヤの保管場所が不要
- 交換作業の手間が要らない
一方、デメリットは
- スタッドレスタイヤで走行できる凍結路は走行できない
- 低燃費タイヤと比較すると燃費が落ちる
メリットだけを見ればオールシーズンタイヤでイイじゃん!と思いますが、デメリット部分が実際の車の使用環境によって判断が必要で難しいところかなと思います。
オールシーズンタイヤが適している方はどんな人?
メリット・デメリットを比較するだけでは、結局どっちつかずという印象になってしまいます。
しかし、使用環境によってはデメリットが無いというケースがあります。
オールシーズンタイヤが適しているのは「スタッドレスは履いてたけど滅多に凍結した道は走らない」という方!
日本は、年に数回雪が積もることがあっても路面が凍結してしまうことは滅多にないという地域は多いと思います。
それでも毎日の通勤や買い物に車は使うし、冬はスタッドレスタイヤに履き替えることもあるという方は、オールシーズンタイヤに変えても問題無いのではないでしょうか。
それでは、グッドイヤーのオールシーズンタイヤ(Vector 4Seasons)を実際に3年間使用してきた経験も踏まえて紹介したいと思います。
オールシーズンタイヤの安全性はどうなの?
夏用タイヤと比較すると通常路面(ドライ路面、ウェット路面)で走行性能が落ちてしまうのが気になる方がいるかもしれません。
しかし、冬用のスタッドレスタイヤより走行性能は良いのです。
特にスタッドレスタイヤは雨などのウェット路面(濡れた路面)には弱いです。
スタッドレスタイヤは排水性能が低いので、路面が濡れているとハイドロプレーニング現象が起きやすくなる可能性があります。
雪が積もるのは年数回というような地域では、むしろスタッドレスタイヤを履いている方が安全性が低下しているとも言えますよね。
冬場スタッドレスタイヤを履いて走っていて不安がないような使用環境であれば、オールシーズンタイヤにしても通常路面で心配することもないでしょう。
また、雪道での走行性能に関してオールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤより劣るのは確かです。ただ、年に数回の積雪という地域は、積雪時に交通状況自体が停滞します。
まわりの動きに合わせてゆっくり走る必要があり、スタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤの走行性能差が効いてくることがほとんどないというのが実感です。
オールシーズンタイヤの燃費はどれくらい?
こちらも安全性と考え方は同じです。
冬用タイヤより燃費の低下はありません。冬用タイヤの燃費低下分を考えれば年間の平均燃費はほとんど変わらないと言えます。
我が家はHV車の燃費タイヤから変更していますが、「夏用タイヤと比較すると平均2〜3km/Lくらいは落ちるかな」という感じです。

上の写真はオールシーズンタイヤを履いている我が家のクルマのメータ画像です。
新車当時の夏タイヤでは27km/L程度でした。オールシーズンタイヤに変更後は24.5km/Lとなっております。
オールシーズンタイヤの経済性の検証
ざっくり平均燃費が28km/L→25km/Lに下がったとして、年間走行距離が10,000kmとするとガソリン消費量は357L→400L(+43L)に増加。
この43L分のガソリン価格は5,000円程度です。
タイヤ交換費用が1回に2〜3,000円くらいかかりますので、夏→冬、冬→夏の2回分のタイヤ交換費用で相殺されます。
あとは、オールシーズンタイヤの購入費用ですが、スタッドレスタイヤと変わらない価格帯です。
スタッドレスタイヤを購入するはずだった費用でオールシーズンタイヤに切り替えてしまえば、実質コストアップは0になります。
また、スタッドレスタイヤは夏用タイヤと比べて商品特性上、ゴムがとても柔らかくタイヤ溝の減りが早く、劣化もしやすいので乗らなくても3〜4年程度が寿命と言われています。
現在スタッドレスタイヤを持っていたとしても、切り替えてしまうのもアリだと思います。
オールシーズンタイヤを選ぶ基準や注意点は?
最近は各社ラインアップが増えているようですが、性能が中間的なタイヤなので各タイヤの性能や特徴を把握して購入するよう注意が必要です。
スノーフレームマークが付いているものがMUST

スノーフレームマークとはATSM(米国試験材料協会)規格において、厳しい寒冷地でも十分な性能を生かすことが認められた証で、冬用タイヤ規制時も通行が出来ます。
他にも基準やマークはあるのですが、スノーフレームマークの有無は冬用タイヤ規制時の通行可否に関わるのでおさえておきましょう。
「M+S」(マッド・アンド・スノー)という刻印もあります。「M」はMud(泥、ぬかるみ)、「S」はSnow(雪)を意味しています。
また、万が一ということを考えればチェーンを携行しておけば安心です。
おすすめのオールシーズンタイヤは定番の『Vector 4Seasons』

1977年に世界で初めてオールシーズンタイヤを市場に投入したのがグッドイヤーです。そこから40年間に渡り開発を続け、今日本で販売しているのが「Vector 4Seasons Hybrid」です。
特にタイヤメーカにこだわりがないのであれば、コレ1択で良いのではないでしょうか。
上の写真は私が3年間で3万キロ以上走行しているVector 4Seasonsです。
スタッドレスタイヤのような磨耗による減りは早くないですし、劣化も少ないです。
もちろんスノーフレームマークも「M+S」もついています!
おすすめの『タイヤの買い方』と『交換方法』
そもそもタイヤってどこで買うものなの?という方もいらっしゃると思いますが、タイヤも『amazon』で買うことができますし、ネット通販で買うのがお得です!
一般的に、タイヤをネット通販で購入するときは、 購入したあと取付作業をする店舗に電話で日時を確認することになるかと思います。
『オールシーズンタイヤにしてみようかな?』と思っても、このタイヤの交換作業をする手配がなんといっても面倒ですよね。。。
オンラインでのタイヤ購入と同時に 取付作業をする店舗予約も同時にできるサービスというものがあるんです!
それが「タイヤ販売&取付予約サイト【タイヤフッド】』です。
TIREHOOD(タイヤフッド)なら購入したタイヤは予約した店舗に直送されるので、 指定日にクルマで店舗に行くだけ。取付作業料金や交換した あとのタイヤ処分費なども、購入時に一緒に支払うので、 現地での支払いは一切ありません。

公式サイト:https://tire-hood.com/
予約できる店舗はオートバックスなどのカーショップや近所のガソリンスタンドなんかもあって、めっちゃ便利です!
もちろんVector 4Seasons Hybridも取り扱っています。購入はこちらから→【TIREHOOD】
まとめ
今回は、オールシーズンタイヤについて紹介しました。
オールシーズンタイヤが車の使用環境と合うようであれば、ぜひ検討してみはいかがでしょうか。
一度使ってしまえば、タイヤを玄関やベランダに保管することなど考えられなくなりますよ?!
