【資産1億円】サラリーマンが富裕層になるまでにアップデートした考え方

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現役サラリーマン世帯が富裕層入りすることができました。

資産1億円という大台を現実的に意識したのは準富裕層(資産5000万円)になったころ

それまでは自分が1億円以上もの資産を持っているなんて想像もできないことでした。

ところが、

「資産5000万円から1億円(さらに資産を倍)にする」ことはそれなりの期間を要することを想定しつつも達成できる実感はありました。

そして、この度(本記事執筆時点の2024年6月)ちょうど相場の波にも乗ることで富裕層に到達することができたのですが、準富裕層から富裕層までの期間はわずか「1年間」でした。

1年という短期間で資産が倍増したのは「タイミング」の問題であって、何か特別な投資方法を実践したわけでもなく、また極端にレバレッジを効かせることを推奨するものでもありません。

ただ、筆者なりの見解として準富裕層から富裕層へのステップアップとして大事だったことがあります。

それは、

お金に対する「考え方」をアップデートすること

です。

そこでこの記事では、考え方を変えた内容その理由、そして実際に行動したことについて紹介したいと思います。

これからの資産形成のヒントになれば参考になれば幸いです。

目次

富裕層になるまでに必要だったこと:お金に対する考え方をアップデートさせる

まずは、我が家の経歴をざっくり紹介します。

  • 社会人歴20年未満
  • サラリーマン世帯。
  • 1馬力で子供あり(1人)

サラリーマンとしての収入は高い水準だと思いますが、所詮1馬力のサラリーマンなのでインカムリッチというわけではありません。

で、準富裕層になったという記事を執筆したのが23年の5月。そこからおよそ1年程度で資産が倍増して富裕層(金融資産1億円以上)に到達しました。

淡々と積み上げてきた準富裕層までは、資産ステージごとに気持ちや考え方にそこまで大きな変化はありませんでした。が、

準富裕層になってからは考え方を意識的に変化させる必要があると感じていました。

お金に対する考え方をアップデートする理由

事業展開や遺産相続ではなく、筆者と同じように労働収入からコツコツと資産形成をして準富裕層まで到達された方は、あるジレンマが生じるのではないでしょうか。

それは

今までの生活を続けるべきなのか?それとも変えるべきなのか?

ということです。

一体何が問題なのか?また、なぜそうなってしまうか?大まかな流れは以下の通りです。

  • 次第にお金に縛られるようになる
  • 資産運用は市場動向次第になる
  • お金が手段から目的になる

次第にお金に縛られるようになる

資産が増えるにつれてより自由度が高くなっているようでいて、実は、思考も行動も拘束されがちです。

準富裕層まで到達した時点で「5000万円以上」という一般的にかなりの金融資産を保有していることになります。この資産を運用することでさらに資産を増大させていくことができるでしょう。(おそらく、準富裕層の多くの方は資産運用をしていることと思います。)

また、多少の贅沢はできるものの、欲望のままに豪遊をしたらあっという間に無くなってしまうこともわかっているし、そういった欲に流されず、もしくはそのような世間一般的な欲を満たすことに価値を見出さないからこそ、今の資産を築いてきたわけです。

そうすると、築いた資産を「守る」必要性が出てきます。

そして、

自ずと見えてきてしまいます。「1億円までの道のり」が。

例えば、5000万円を年率4%で運用するなら1億円に到達するには18年。年率9%なら8年間、といった具合。最近の好調な相場でのリターンからもっと早期に達成できるかもといった考えも浮かんできてしまいます。

準富裕層(5000万円)から富裕層(1億円)までは丁度2倍ですから「72の法則」から簡単に試算できます。

5000万円以上も資産があれば、資産運用する上ではとても強力。一方で、その資産だけで生きていけるか?というと家庭を持っているなら難しいかもしれません。

結局のところ、

これから先も「とりあえず今まで通りの資産運用を続けていく」ことになり、今まで通りの生活を続けていく以上は「より楽に資産は増加していく」ので、一層思考や行動が固まってしまいがち。

なわけです。

資産運用は市場動向次第になる

資産形成当初、何より資産増に寄与するものは「日々の倹約による入金」でした。

しかし5000万円以上の資産があると資産運用による変動の方が大きくなってきます。

今まで通りの資産運用を続けていくことで資産1億円の達成は見えつつも、いつ到達できるか?は市場次第。

順調に8年で資産が倍になれば、それはものすごい増加スピードではあるものの、もっと時間がかかるなら20年後かもしれません。(5000万円もの金額を純増させようとしているのですから、労働収入に頼るのも無理ゲーです。)

単純にFIREを目指すにしても、ここまできて運次第で数年単位の時間を過ごすというのは、もったいないですよね。

それに、8年前といえば、昨今のAIブームもコロナ禍もありませんでした。これから5年先もどんな世界になっているかわかったものではありません。

お金は手段から目的になる

ここで問題になるのは、

いったい「何のため」に資産を増やしているのか?ということです。

もし、老後のための資産というのであれば準富裕層の時点で十分なはずです。

それなのに、

「まだ心配だ」「もっと必要だ」というのであれば、お金を持つことで執着を生んでいるのかもしれません。

さらに多くの資産を築いたという「自信」が得られるか?といえば、準富裕層から富裕層へは単に時間が解決するものなら、たいした自信にもならないでしょう。

では「満足」が得られるか?といえば、準富裕層の時点ですでに満足できているはずです。

また「承認欲」を満たそうとすれば、さらに上はいくらでもいる世界なので、それも難しいです。

ある程度資産を持ったが故に、際限の無い渇きに襲われる危険性があります。

富は海水に似ている。飲めば飲むほどのどが渇く

ショーペンハウアー著:幸福について-人生論

一方で、お金を使うことで引き出せる価値は年齢とともに減少していくと言われています。そして時間は淡々と経過していきます。

つまり、先送りにするのは一番大切な時間を無駄にしているのかもしれません。かといって現時点の資産で十分とは決めきれないのです。

5000万円以上のお金を持っていながら、「そのお金に縛られ、自分ではコントロールできない市場に左右されながら時を過ごす」のは、なんだか勿体無いですよね。

お金を「何に使うか」具体的にイメージする

このように、よくよく考えてみると「賢く資産運用しているつもり」になっているだけでは?と感じてきます。

もう少し突き詰めると、むしろ「それだけの資産を有効に活用できていないだけ」なのでは?とも言えます。

資産を持つことで安心を得たつもりが、「ただ減っていくのは勿体無い」「増える機会を失うのは勿体無い」と身動きがとれなくなる、これはまさに「チーズはどこへ消えた?」状態です。

5000万円の資産は強力です。かといってそれだけでは生きてはいけず、そのまま待っているだけでは時間だけが過ぎてしまいます。

そこで、計画的に時間とお金を使うことを考えます。

もちろん、浪費ではなく。

だから、結構難しいですよね。

我が家の場合は、思い切って今の生活スタイルに合わせて住環境を刷新することにしました。

もともと住んでいた物件は売却してしまうことで結果的にトータル収支はプラスに。その後、投資元本増と株式市場の高騰であっという間に資産は倍増してしまいました。

もし何も行動を起こさず、資産運用していただけであれば、いくら市場が好調とはいえ、資産が倍になることはなかったでしょう。

まとめ

準富裕層まで到達できれば今後の人生設計はかなりイージーになってきます。

ところが、資産の力が強力になるにつれ、以下のような弊害も生じてくるのではないでしょうか。

  • 次第にお金に縛られるようになる
  • 資産運用は市場動向次第になる
  • お金が手段から目的になる

だからこそ気をつけたいのは「惰性」で時を過ごしてしまうことではないかと思います。

お金よりも重要なのものは何より「健康」と「時間」だと言われています。

お金に執着せず、今この瞬間を大事に生きることに集中していきましょう。

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