エレキギターでお気に入りの曲を弾いてみたいと思いますよね。
しかし、1曲通して弾くというのは結構難しい。
これ、ギター初心者の方にはよくあることだと思います。
曲を1曲通して演奏できるようになれば達成感もあり練習が楽しくなってきますが、部分的にしか弾けないと上達している感覚もなく、練習も何をしてよいのか、という状況になりがち。
そこで、エレキギター初心者の方にとってハードルが高すぎず練習にもなる有名な定番曲(洋楽)を紹介したいと思います。
今回紹介する曲は次の5曲。
- Real Gone(Sheryl Crow)
- Tie Your Mother Down(Queen)
- Smoke On The Water(Deep Purple)
- Highway to Hell(AC/DC)
- Are You Gonna Go My Way(Lenny Kravitz)
練習になるポイントを織り交ぜつつ、紹介していきます。
エレキギターを買ったら弾きたい練習曲5選
練習用のフレーズやリックを繰り返しているだけではモチベーションが続かないし、かといって曲を弾こうにも難しすぎる。。という状況になってしまうことがあります。
簡単なコードは押さえられるくらいのレベルのとき、オルタネイトピッキングやチョーキング、ハンマリング、プリングなどの基本的な演奏法をベースにして弾ける曲というのが練習にもうってつけですが、選曲が難しいですね。
そこで、筆者自身もよく弾いていた定番曲の中から、初心者の方におすすめの曲がこちらです。
- Real Gone(Sheryl Crow)
- Tie Your Mother Down(Queen)
- Smoke On The Water(Deep Purple)
- Highway to Hell(AC/DC)
- Are You Gonna Go My Way(Lenny Kravitz)
ちなみに、どの曲もエレキギターならではのサウンドやロックテイストの強い楽曲で、我が家の息子(幼少期〜小学生)も気に入ってた楽曲たちです。お子さんが練習するときの楽曲としてもおすすめです。
Real Gone(Sheryl Crow)
Real Gone(リアル ゴーン)はピクサーの映画『カーズ』(原題:Cars )の主題歌。
テンポはそれほど早くないのですが、疾走感があって弾いていて楽しい曲ですね。
この曲のおすすめ理由であり、練習する上でのポイントを3点紹介します。
左手のコードフォームは一つだけ
エレキギターで演奏する場合は、省略形のパワーコードオンリーで1曲最後まで弾くことができます。
右手はダウンピッキングのみ
右手は基本的なダウンピッキングを繰り返すのみ、とこちらも極めて基本的な奏法で演奏できます。
シンプルなリズム
リズムもめちゃくちゃシンプルですが、躍動感があって弾き続けることができます。
もし、同じコードフォームでダウンピッキングするだけの練習だったら退屈極まりないものですが、曲に合わせて繰り返し弾いていると自然とフォームが安定してくるのではないかと思います。
Smoke On The Water(Deep Purple)
次の曲はイギリスのハードロックバンド、ディープ・パープルの代表的な名曲。
ギター初心者の方が最初に弾くフレーズとしてあまりにも有名ですね。
シンプルでありながらも多くのギターテクニックが絶妙に盛り込まれ、簡単に弾けるようで奥が深い曲です。
こちらの曲の奏法ポイントは以下の通り。
セーハ
メインのリフはパワーコードとは違って完全4度のバレーコード。
指1本で複数弦を押さえる奏法になります。
アップ・ピッキング
そこで、アップ・ピッキングで弾く練習をすると、最初は違和感満載ですが、慣れてくると原曲に近いニュアンスがでるようになります。
ギターソロ(オルタネイトピッキング)
正直、ニュアンスも含めてちゃんと弾くのは難しいですが、「単音フレーズのみの構成」&「めちゃくちゃ早いわけでもない」のため、チャレンジしがいがあるソロだと思います。
Highway to Hell(AC/DC)
続いての曲は、Highway to Hell。AC/DCを象徴する曲の一つです。
AC/DCは日本だとあまり馴染みがないように感じるかもしれませんが、映画のサントラ(アイアンマンⅡが有名)やスポーツやライブの会場など、どこかしらで耳にしたことがあるのではないかと思います。
これ以上ないほど超絶シンプルながらロック史に残る名曲になっています。
この曲も基本的に同じフレーズの繰り返しでOKですが、少し練習ポイントが増えます。
コードチェンジ
AC/DCの楽曲全般にいえますが、基本的なオープンコードのフォームを知っていれば弾けるものが多いです。
ただし、小節毎にコードチェンジするような伴奏とは違って、頻繁にコードチェンジが必要になるのでスムーズに弾けるように練習が必要になるかと思います。
ブリッジミュート
エレキギターはきれいに音を止める(消す)のも重要なスキルになります。
この曲も「止めるところはしっかり止める」というのがかっこよく演奏できるポイントになると思います。
チョーキング(ギターソロ)
曲自体は簡単でもソロになると途端に難易度が上がってしまうことはよくありますが、「比較的」易しい部類ですので、挑戦してみるのもよいかと思います。
特に「チョーキング」は単発で練習しても「これであってんのか?」と思いたくなる奏法ですが、この一曲のソロだけでもいろんなバリエーションが用いられていてとても練習になると思います。
Tie Your Mother Down(Queen)
クイーンの曲は今でもよく耳にするし、弾けたらカッコ良いですよね。
クイーンの楽曲の中でロックギター全開でおすすめなのが「Tie Your Mother Down」。
映画「ボヘミアンラプソディ」で収録されてはいませんが、ライブの1曲目に演奏されるなど、勢いがあってノリの良い曲です。
幼稚園生だった我が家の息子は意味もわからず「Tie Your Mother Down!」と連呼して歌っていました。。
基本的な奏法は前3曲でだいたいカバーできていると思いますが、テンポが若干早く、ソロの難易度も上がってきます。
Are You Gonna Go My Way(Lenny Kravitz)
最後に紹介する曲はLenny KravitzのAre You Gonna Go My Way(邦題:自由への疾走)です。
日本でもたくさんCMで使われていたので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
ただし、タイトな決めやカッティング、早いフレーズのソロなど要所要所で練習しがいのあるポイントも増え、1曲演奏できるようになるにはそれなりに練習量が必要になると思います。
まとめ
今回は初心者の方でも挑戦できるエレキギターならではのロックナンバーを紹介しました。
- Real Gone(Sheryl Crow)
- Tie Your Mother Down(Queen)
- Smoke On The Water(Deep Purple)
- Highway to Hell(AC/DC)
- Are You Gonna Go My Way(Lenny Kravitz)
どの楽曲にも共通するポイントは、印象的なメインのフレーズ(リフ)の繰り返しで構成されている点です。
そこだけ弾けるようになれば楽しく曲を演奏することができますので、細かい点の完成度はゆっくり身につけていけば良いと思います。
ぜひチャレンジしてみてください。