懐かしい青春時代を思い出すことができるような思い入れのある曲ってありますよね。また、落ち込んだ時やくじけそうな時に「音楽」に助けられたり、やる気が出たなんて経験はありませんか?
音楽の力って影響大です。そんな経験を子供の頃(幼少期)から体験できたら素晴らしいことですよね。
それには「良い曲」と「体験」の2つが必要な訳ですが、今回は小さなお子さんにもおすすめの洋楽曲『トライ・エヴリシング』とその理由を紹介したいと思います。
もちろん、大人の方にとってもおすすめですよ!
子供におすすめの洋楽のポイントは3つ
そもそも『洋楽』が良い点は、英語であるということ。「英語の勉強に」と思って洋楽を探している方も多いのではないでしょうか。
ではどんな曲を選ぶと良いか?というと選曲する上でポイントが3つあると思っています。
それは
- 絶対知っておきたい定番曲であること
- 幼児くらいの小さな子供が好きになる要素があること
- 時間が経って大人になっても響くメッセージ性があること
の3点です。
洋楽を選ぶポイント①:定番曲であること!
時代を超えて受け継がれるような歴史的な名曲はもちろん、有名な映画やCMなど、日常のいろんなシーンでBGMとして使われる洋楽の定番曲を聴くのがおすすめです。
我が家では息子が生まれたときからいろんな音楽を聞かせていましたが、小学校の高学年となった息子の記憶に残っていて今も好きな曲は、『ビートルズ』とか『マイケルジャクソン』、『QUEEN』といった世代を超えて今も超メジャーなアーティストたちの曲。
その理由は、曲そのものの良さ+『本人の思い入れ』です。
家や車中で聞く音楽は、親か子供自身が『自分から』聴いているという意識ですが、その曲がテレビの中や外出先で流れているのに気づいたとき、親近感や興味が湧いてその曲に思い入れができます。
そして、その音楽を起点に物事に対する興味や知識が広がっていきますし、音楽とともに体験が記憶に残ります。
具体的な例で、息子はビートルズの曲「ドライブマイカー」が好きだったのですが、ピクサーの映画のカーズ/クロスロード(カーズ3)のサントラで「ドライブマイカー」がカバーされていることに気づくと、より一層「ドライブマイカー」が好きになっていましたし、映画の「カーズ」も好きになります。なんとなくその気持ちわかる気がします。
曲の数は膨大にあるので、マイナーな曲だとこのような体験をせずに忘れていってしまいます。
それだとちょっともったいないですよね。
打算的ですが有名な定番曲なら体験をする確率が上がります。
また、今流行っているアーティストやその楽曲も、もっと上の世代のものの流れを受け継いでいます。
今でもビートルズやマイケルジャクソンの影響を受けていると公言するアーティストはたくさんいますし、カバー曲があったりして確かにその影響を感じることができます。
トレンドだけではなくて、ルーツや背景を知っておくことは物事をどう捉えるかというときに役に立ちます。まずは定番の曲をおさえるというのが大事です。
洋楽を選ぶポイント②:子供が好きになる要素があること!
子供の頃は好き嫌いの好みはあると思いますが、先入観とか偏見はありません。
なので、特に子供向けの曲に限る必要はなく、いろんな音楽を聴かせてあげて良いと思っています。
結局は子供向けの「おかあさんといっしょ」の曲に一番夢中になってることもありますが、その理由は、映像付きで毎日繰り返し視聴するから。
つまり、子供が好きになるポイントの一つは『映像』とセットになる曲で、何度も視聴できるものです。そういう意味でも映画のサントラは効果絶大です!
また、映画そのものが大人も子供も何回見ても飽きないというのも一つのポイントになります。
洋楽を選ぶポイント③:大人になっても響くメッセージ性がある!
今流行っている日本の曲は10代や20代の子には歌詞が刺さりますが、幼児には言葉はわかっても意味がわかりにくいものが多いです(テーマも恋愛ものが多かったり)。
一方、英語の歌はシンプルな言葉でストレートなメッセージのものが多々あり、特にポジティブな曲は年齢に関係なく元気になれます。
子供が洋楽の歌詞や意味を理解するのは難しいと思いますが、映像があることで曲の雰囲気だけでも十分伝わります。
そして、思入れがある曲なら後々歌詞の意味を理解するときが来るかもしれません。そのとき音楽は一層パワーを与えてくれるものになると思います!
おすすめの曲「トライ・エヴリシング」(Try Everything) の紹介
以上のポイントを踏まえ、今回おすすめするの曲は「トライ・エヴリシング」です。
この「トライ・エヴリシング」(Try Everything)は曲のタイトル通り、何か挑戦したりするシーンなどのBGMとしても今もよく使われていますね。
「トライ・エヴリシング」が主題歌の映画ズートピアとは
『ズートピア』は現代の多くの国に通じる普遍的な問題を描いた作品で、アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞しています。
ディズニー映画の曲といえば『アナと雪の女王』の『レット・イット・ゴー』が大ヒットしましたが、映画も曲も男の子はあまり感情移入できないですよね。
「ズートピア」は「自分がどんな人なのかを世間に決めさせないで。何になるのかは自分で決められるはず!」というコンセプトで、男の子でも女の子でも大人でも感情移入しやすい作品です。
トライ・エヴリシングの歌手はシャキーラ(shakira)
ズートピアのオリジナル版で「トライ・エヴリシング」を歌っているのがシャキーラ(shakira)です。
シャキーラ(shakira)はコロンビア出身のラテンポップシンガーソングライター。W杯公式ソングを歌うなど「コロンビアの歌姫」と謳われる世界的スターです。(あとサッカー元スペイン代表ピケの奥様でもあります)
アメリカのYahoo!ミュージックが2009年に発表した21世紀最も売れたシングルで第1位を獲得した「Hips Don’t Lie」や、「Whenever, Wherever」など、日本でも有名な楽曲が数多くありますね。
そんな輝かしい経歴の彼女ですが、幼少時代に父が破産し、一家の所有物の多くを売却しなくてはならなかったり、学校の合唱団に馴染めずにいたという生い立ちがあります。
それでも地元のアーティスト発掘コンテストで優勝。これをきっかけに13歳で有名レーベル『ソニー・ミュージック』と契約を果たすものの、デビューアルバムは1000枚ほどしか売れず、次作もヒットせず。高校を卒業するまで音楽活動を一時休止していたという過去があります。
「トライ・エヴリシング」は映画「ズートピア」のテーマ曲であるとともに、シャキーラ自身の経験や想いが込められた曲でもあります。
トライ・エヴリシングの歌詞
トライ・エヴリシングの歌詞は、失敗や困難にぶつかっても諦めずに立ち向かっていこうというポジティブな内容です。
一部抜粋するとこんな歌詞です。子供の英語の勉強にも丁度良いわかりやすさでもあります。
これを先ほどのシャキーラの経歴を踏まえ彼女の歌声を聴くと、パワフルに夢に立ち向かう自信が湧いてくる感じがします。
Birds don’t just fly
(鳥はただ飛んでるだけじゃない)
They fall down and get up
(落ちては立ち上がるの)
Nobody learns without getting it won
(だれだって失敗して学んでいくのよ)
日本語版の場合は元E-girlsのamiさんが歌っていますね。かわいらしい感じになっていますが、シャキーラの歌声の場合は純粋に大人が聞いてもストレートに心に響きますね。
こちらは日本語訳付き版。
ズートピアの世界観と魅力
ズートピアは“草食動物と肉食動物が共存する”世界が描かれています。
これは人間社会でいう人種を意味していてますが、ただ白人や黒人という人種差別だけでなく、職業や出身地、性別で判断してしまうといった、誰もがしてしまうかもしれない偏見や差別意識を子供にも理解できるように描かれています。
大人が見てもハッとさせられるシーンがいくつもあります。
また、夢に向かって努力する素晴らしさを伝えてくれる映画で、観るとポジティブな気持ちになれます。
「トライ・エヴリシング」の曲紹介ですが、映画「ズートピア」も超絶おすすめです。U-NEXTならディズニー映画も豊富にラインナップされていてます。
さいごに
今回は、ディズニー映画「ズートピア」の主題歌「トライ・エヴリシング」を紹介しました。
子供におすすめという内容で紹介しましたが、大人のあたなたもポジティブな気持ちになれたのではないでしょうか。